台湾国立中山大学から、Wu Chin-shun副学長 (写真右) をはじめとする一行11名が、ベンチマーク研修のため6月23日、神戸大学を訪問しました。台湾国立中山大学は、高雄市に本部を置く総合大学で、学生数約9,500人、6学院20学科、大学院修士課程37学科、大学院博士課程27学科を有し、台湾の重点化大学にも選ばれている名門大学です。
台湾国立中山大学では、国際的に高く評価されている海外の大学を訪問し、大学のさまざまな部門における運営方法を比較検証して、職員の先見性と国際性を涵養し、管理能力と指導力を高めるための職員研修を毎年実施しています。
研修に先立ち、中村千春副学長・国際交流担当理事 (写真左) から神戸大学の概要について説明がありました。研修においては、榑林陽一連携推進本部教授から本学における産学協同の取組みについて、内田正博キャリアセンター長から本学の学生に対する就職支援とインターンシップについて、また施設部および財務部の担当者からは阪神大震災によって得られた大学管理の経験やインフラ整備、キャンパスの環境整備および財務運営方法などについて説明を受けました。
一行はそれぞれの説明に熱心に耳を傾けていました。質疑応答では、職員から業務に直結した具体的な質問がなされ、大学運営に対する意識の高さや積極的な姿勢がうかがえました。