神戸大学

フィリピン経済閣僚が福田学長を表敬訪問しました

2010年07月22日

フィリピン経済閣僚が福田学長を表敬訪問しました

去る6月30日に発足したフィリピンの新政権の経済閣僚、カエターノ・パデランガ先生が16日福田秀樹学長を表敬訪問されました。フィリピン大学ディリマン校経済学部教授のパデランガ先生は本年4月から本学国際協力研究科 (GSICS) で客員教授として教鞭を執っておられました。本来なら、9月30日までGSICSに滞在される予定でしたが、ベニグノ・アキノ3世新大統領によって国家経済開発庁 (NEDA) 長官兼社会経済政策担当大臣に指名されたため、任期を短縮し7月21日に帰国され、正式に長官に就任されることになりました。NEDAは、フィリピンの中長期の経済開発計画を策定し、その実施過程をモニターするだけでなく、諸外国や国際機関との経済協力の窓口となる重要な役所です。フィリピンにとって、日本は依然として最大の援助供与国です。最近は日比経済連携協定 (EPA) によって貿易の自由化が急速に進み、今後ますます緊密な協力が必要となっています。こうした重要なポストに知日派のパデンランガ先生が就任されるのは心強い限りです。先生のご活躍を期待したいと思います。

(国際協力研究科)