神戸大学

兵庫県と包括連携協定を結びました

2010年08月04日

兵庫県と包括連携協定を結びました

神戸大学は8月2日、兵庫県と「包括連携協定」を締結しました。

本協定の締結により、兵庫県及び本学が有する人的・物的資源を相互に有効活用しながら連携・協力を深め、地域への一層の貢献を図ります。都道府県を対象とする包括連携協定としては、本学にとって初めてのことであり、兵庫県との相互の包括的かつ持続的な連携・協力関係の構築、発展を目指します。

本学では「神戸大学ビジョン2015」を2006年に制定し、教育・研究に次ぐ第三の使命として、社会貢献分野においても2015年までに「グローバル・エクセレンス」の実現を目指すことにしています。社会貢献では、世界的に卓越した研究成果の普及、指導的人材の育成、高度先進医療の推進を通して、世界と地域に貢献することを大きな目標として掲げています。

兵庫県とは、これまでも人材育成、地域振興、国際交流の推進、地域医療の推進など様々な分野において連携を進めてきました。昨年度からは、神戸大学統合研究拠点のポートアイランド地区での整備、外部資金獲得に向けた共同提案など、科学技術分野での連携が急速に進展しており、今般、地域社会の一層の飛躍・発展に貢献するため、各分野の連携の基盤となる包括的な連携協定を締結する運びとなりました。

協定の締結に当たっては、具体的な成果を生み出すことを目指し、全国的にも優位性を持つ神戸大学の主要研究プロジェクト及び兵庫県の主要研究施設を活用した科学技術・産業振興分野や、地域振興、人材育成などの取り組みを重点的に進めることにしています。また協定には、連携事項として、国際交流の推進、地域保健医療の推進なども盛り込まれており、今後、幅広い分野で連携活動を発展させていく予定です。

連携協定の調印式は兵庫県公館第2会議室で行われました。兵庫県から井戸敏三知事 (写真前列中央の左)、荒木一聡企画県民部長 (同後列左から6人目) ら、神戸大学から福田秀樹学長 (同前列中央の右)、武田廣研究担当理事(同後列左から7人目)、中村千春国際交流・産学連携担当理事 (同後列左から8人目) らが出席。井戸知事と福田学長が、協定書を取り交わしました。

兵庫県と包括連携協定を結びました

(連携推進課)