神戸大学

兵庫県との包括連携協定締結を記念する講演会を開催しました

2010年08月04日

兵庫県との包括連携協定締結を記念する講演会を開催しました

神戸大学は8月2日、兵庫県との共催で「包括連携協定記念講演会」を開催しました。

この記念講演会では、包括連携協定に基づき、主に、科学技術・産業振興分野において、連携して取り組みが予定されている事業を中心とした主要な研究プロジェクトとして、来年3月にポートアイランド地区に整備する神戸大学統合研究拠点や、科学技術振興機構の資金による研究設備を活用した産学官連携プロジェクト等について紹介しました。

井戸敏三兵庫県知事、福田秀樹学長による開会挨拶の後、榎本輝彦兵庫県産業労働部産業振興局長、中村千春国際交流・産学連携担当理事より、「協定締結の意義と今後の取り組み」について説明がありました。続いて、神戸大学から中川義次大学院理学研究科教授、賀谷信幸大学院システム情報学研究科教授、近藤昭彦大学院工学研究科教授、松山秀人大学院工学研究科教授、羅志偉大学院システム情報学研究科教授、水野雅史大学院農学研究科教授、兵庫県から落合正晴産業労働部科学振興室長より、「産学官連携プロジェクト等」について講演がありました。

兵庫県との包括連携協定締結を記念する講演会を開催しました

講演の演題は、中川教授が「惑星科学国際教育研究拠点の構築」、賀谷教授が「企業人を対象とした科学振興調整費による兵庫県と神戸大学の計算科学教育プロジェクト」、近藤教授が「バイオマスからの燃料・化学品生産-統合バイオリファイナリー研究拠点-」、松山教授が「環境浄化を目指した先端膜工学研究拠点の形成」、羅教授が「健康産業を振興するための「健康工学」創成」、水野教授が「食の機能性と安全性」、落合室長が「放射光とシミュレーションを活用した新材料開発」を題して講演されました。

講演では、基礎から応用までの幅広い先端融合研究の紹介とともに、兵庫県と神戸大学との連携・協力による研究開発や人材育成などの取り組みについてお話しがありました。

記念講演会には、兵庫県、神戸大学の関係者のほか、兵庫・神戸地域を中心に、産業・経済界、他大学、自治体などから、計119人が参加しました。

(連携推進課)