文部科学省の「看護師の人材養成システムの確立<看護職キャリアシステム構築プラン>」に、神戸大学医学部附属病院と神戸大学大学院保健学研究科が申請していた「キャリアシステム・神戸REEDプラン~経験学習に基づく 双方向型教育 Reflective Educative Development Plan~」が採択され、平成22年8月17日に発表されました。
この事業は、大学病院と看護学部等が連携して臨床研修体制・方法を、学問的検討を加えながら開発することにより、看護職の効率的・継続的な専門能力の習得と向上が図られること、また生涯を通じて看護職が活躍し続けられるキャリアパスを明示とすること等により、国民に対する安心・安全な医療提供体制の構築に資することを目的として平成21年度から開始した事業です。
今回申請したプランでは、「看護専門職としてやりがいをもって、生涯発達し続けること」を目指し、個人のキャリア発達ニーズと組織のキャリア開発ニーズを統合させる仕組みを整えることを理念とし、以下の取り組みを行います。
- 経験学習に基づくリフレクションを軸とした、複雑な医療現場の状況に対応し得る看護実践能力を養う教育プログラムの開発。
- 教育学等の専門的知識を備え、対象に応じた関わりでひとを育てる教育指導者の養成。
- 看護部と保健学科看護学専攻の、一時的な派遣ではない、交流先での職位をもった人事交流の実施。
- 従来のキャリア開発支援体制を基盤としつつ、教育指導者を対象とした新たなキャリアパスの構築。