神戸大学

「夏期日本語日本文化研修プログラム2010」を実施しました

2010年08月24日

神戸大学留学生センターは今年も海外協定大学の学生を対象に「夏期日本語日本文化研修プログラム」を実施しました。7月26日から8月12日の3週間にわたるプログラムには、韓国、中国、台湾、アメリカ、オーストラリア、イギリス、オーストリア、ベルギー、フランスの26大学から41名の留学生が参加しました。

留学生の日本語サポーターとして、神戸大学の学部生・院生48名も参加しました。このサポーター活動は、国際文化学部の「国際文化学実習」と人文学研究科の「日本語日本文化教育演習」の実習部分として、国際交流および日本語・日本文化教育の貴重な体験の場となっています。

本年度はプログラム内容を刷新し、午前は座学による日本語授業、午後は日本語サポーターを交えた実践日本語会話という形にしました。厳しい暑さの中、留学生たちは毎日熱心に学習に取り組み、午後はグループ単位で話し合いをしたり見学に出かけたりと、交流を楽しみました。

また、プログラムには学内外の方々の協力のもと、様々な行事が盛り込まれました。歓迎お茶会、浴衣着付け体験、六甲本通り商店街の協力によるKISC夏祭りと、留学生たちは日本の夏を満喫することができました。「人と防災未来センター」における震災授業は、世界の国々から来た学生たちが、神戸の街が経験した震災の教訓と防災意識を心に刻む貴重な機会となりました。宇治見学旅行では、万福寺、源氏物語ミュージアム、平等院、抹茶工場を見学して回り、日本の文化と歴史に触れました。

留学生たちは1週目の週末から7泊8日で、ホームステイも経験しました。今年も地元の小中学校を含め、地域の多くの家庭がホストファミリーとして留学生を受け入れてくださいました。多くの留学生が短い間に受け入れ家庭に溶け込み、離れがたい思いを抱いた様子でした。

コース終了後のアンケートには、参加留学生、日本語サポーター、ホストファミリーのいずれからも「新しい友達や家族ができて嬉しい」「楽しかった」「また神戸に来たい」など満足度の高い感想が寄せられました。

また、このプログラムの実施により、海外9大学の語学研修プログラムに神戸大学の学生21名を送り出せたことも大きな成果でした。

「夏期日本語日本文化研修プログラム2010」を実施しました

(留学生センター)