神戸大学

香港科技大学、香港中文大学と国際的産学連携協定を締結しました

2010年10月13日

香港科技大学、香港中文大学と国際的産学連携協定を締結しました

神戸大学連携創造本部は、香港科技大学技術移転センターおよび香港中文大学テクノロジーライセンスオフィスと国際的産学連携活動を目的とした連携協定を結びました。香港科技大学技術移転センターとは9月29日、香港中文大学テクノロジーライセンスオフィスとは10月4日付けで連携に関する協定書にそれぞれ調印しました。

香港科技大学は、科学技術の発展に関わる研究やそれに基づいたグローバルビジネスの展開において、現在アジアの大学ランキングで2番目に位置付けられ、世界的に高い評価を受けています。一方、香港中文大学はアジア4位に位置する名門総合大学として、神戸大学と同じく文理融合を重点的に発展させています。香港の返還に伴い、両大学とも中国の重点大学として、アジアハブという香港の地の利を活かし、さまざまな国々との研究・教育・社会貢献についてのネットワークの強化を進めています。

香港科技大学、香港中文大学と国際的産学連携協定を締結しました
左から神戸大学の鶴田宏樹准教授、文健助教、
榑林陽一連携創造本部副本部長、
中村千春国際交流・産学連携担当理事・副学長、
嶋田雅生教授、香港科技大学Yuen副学長、
Xu技術移転センター長、Kwong技術移転マネージャ、
Li技術移転マネージャ

一方、神戸大学は、2015年までに「Global Excellence」の実現を目指し、教育と研究に次ぐ第三使命の社会貢献分野において、世界的に卓越した研究成果および人材育成による地域貢献を大きな目標として掲げています。特に「Global Excellence」の実現のためには、国際的産学連携活動が重要です。神戸大学の国際活動における目標を考えると、香港科技大学および香港中文大学との産学連携を通じた国際交流活動が、神戸大学の発展に寄与すると考えられます。両大学・神戸大学間の協業が日本と香港の社会的かつ経済的発展に貢献することを信じ、国際的産学連携を一層進めるために連携協定を締結するに至りました。

本協定の締結により、神戸大学は香港科技大学、香港中文大学と、知的財産および技術管理専門家の交流・交換、重点分野の協力研究、国際的技術移転の三つの活動を通じ、日本と香港の発展へ貢献します。

産学連携を中心とした海外大学との連携協定は本学にとって初めてのことであり、連携創造本部は本協定に基づき相互の持続的な連携・協力関係の構築、発展を目指します。

香港科技大学、香港中文大学と国際的産学連携協定を締結しました
左から香港中文大学テクノロジーライセンスオフィスMs.Cheung、
神戸大学文健助教、中村千春国際交流・産学連携担当理事・副学長、
榑林連携創造本部副本部長、嶋田雅生教授、鶴田宏樹准教授、
香港中文大学テクノロジーライセンスオフィスBillyコーディネータ

※香港中文大学テクノロジーライセンスオフィスとは10月4日付けで調印完了

(連携創造本部)