神戸大学

JICA研修員が中村副学長を訪問しました

2010年10月19日

JICA研修員が中村副学長を訪問しました

神戸大学保健学研究科で実施中の独立行政法人国際協力機構 (JICA) 集団研修「母子保健 (地域レベルでの妊産婦ケア改善支援)」コースの研修員が10月15日、研修指導者の高田哲教授とともに、中村千春副学長 (写真前列中央) を訪問しました。

本研修コースは、我が国における妊産婦ケアや保健医療行政に関する制度、妊産婦の知識を高めるための地域レベルの活動など、戦後我が国において乳幼児死亡率の低下や妊産婦の健康状態の改善につながった取組みを学び、それぞれの国の実情やニーズに適った母子保健改善計画を策定できる人材の育成をめざして、平成20年度から毎年実施されています。今年度は、エチオピア、フィリピン、ボツワナ、ガーナ、ヨルダン及びイエメンの6カ国から7名の研修員が参加しています。

懇談では、中村副学長から、「母子保健の改善は国連のミレニアム開発目標に掲げられている重要な課題であり、研修で学んだことをぜひ自国で活かしてほしい」との期待が述べられました。研修員は約1ヶ月間滞在し、保健学研究科での講義や、学外の病院・助産所・保健所等の視察や実習に参加します。各研修員の今後の活躍が期待されます。

(国際企画課)