神戸大学

大学協定を結ぶ兵庫県小野市の好古館で「地域展」が始まりました

2010年11月01日

兵庫県小野市の市立好古館 (歴史系博物館) で、10月23日から12月5日の日程で、地域展 (特別展)「下東条小学校校区の歴史と文化」が始まりました。神戸大学と小野市との間では、平成17年1月、社会文化に関する大学協定が結ばれています。それ以来、生涯学習教育や文化遺産の活用事業、学生のインターンシップなどの面で、相互協力する連携事業がすすみ、今年度の地域展もその成果の一つです。

地域展は毎年小野市内の特定地域を対象に選び、大学・行政・地域の人々が一体となり、それぞれの地域歴史文化の掘り起こしや、地域遺産を通じたまちづくりをめざす、全国的にもたいへん珍しい展示会となっています。

今回は、4年間をかけて、市内東北部の下東条地区の歴史文化について、地域づくり協議会、地元住民、好古館そして大学 (人文学研究科地域連携センター) が共同調査を進めます。まず最初の2年間で下東条小学校区、つづく2年間で中番小学校区の歴史を掘り起こしていきます。これにもとづき今年の展示会は、『小野市史』の研究成果をもとに、下東条小学校区の歴史や文化財を展示紹介しています。会場内には、好古館の学芸員や本学の人文学研究科地域連携センターが協力し、小学校6年生の子どもたちが主役となって調べ上げたの展示コーナーも設けられています。

包括協定を結ぶ兵庫県小野市の好古館で「地域展」が始まりました

10月23日の内覧式にはたくさんの参列者のもと、下東条地区地域づくり協議会会長の峯山幸八氏の祝辞のほか、地域連携センターの担当教員や博物館実習生の大学院生などが挨拶をおこないました。

地域展の会期は12月5日まで。開館時間は午前9時30分~午後5時。月曜休館 (祝祭日を除く)。入館料は高校生以上300円。詳細は小野市立好古館のホームページをご覧ください。

(人文学研究科地域連携センター)