神戸大学

本学卒業生 脇田晴子氏が文化勲章を受章しました

2010年11月04日

日本史研究家で滋賀県立大学名誉教授の脇田晴子氏が文化勲章を受章し、11月3日皇居にて授与式がありました。脇田氏は、1956年に本学文学部史学科を卒業、本学卒業生の文化勲章受章者は、はじめてのことです。

本学を卒業後、京都大学大学院に進み、1963年博士課程を修了、主に日本中世史の分野で活躍、商業史や都市史、女性史、芸能史、被差別部落史の研究で大きな業績を上げ、また、石見銀山の世界遺産登録にも尽力されました。

京都橘女子大学、鳴門教育大学、大阪外国語大学 (現大阪大学)、滋賀県立大学での教授を経て、現在は石川県立歴史博物館の館長及び城西国際大学で客員教授を勤めています。この間、2005年には、文化功労者に選ばれました。

主な著書に、「日本中世商業発達史の研究」(お茶の水書房)、「日本中世被差別民の研究」(岩波書店、第25回角川源義賞)、共編著に「ジェンダーの日本史」(東京大学出版会) があります。

(総務部総務課)