神戸大学

環境シンポジウム2010「地球環境問題と日本の将来~研究と教育の課題~」を開催しました

2010年12月13日

環境シンポジウム

10月に名古屋市で開催されたCOP10 (生物多様性条約第10回締約国会議)、また、11月29日からメキシコで開催されているCOP16 (気候変動枠組条約第16回締約国会議) の展望などを踏まえ、地球環境問題に日本はどう取り組むべきか、学生を含めた大学の役割は何かを討議するため、神戸大学環境シンポジウム2010「地球環境問題と日本の将来~研究と教育の課題~」を12月3日、神戸大学出光佐三記念六甲台講堂で開催しました。

環境シンポジウム・高橋康夫環境省地球環境局地球温暖化対策課長
環境シンポジウム・牧野正志パナソニック株式会社取締役

第1部「環境問題の研究を通して貢献する~学生によるディスカッション~」(写真上) では、本学で環境問題に取り組んでいる研究室やサークルなど、6グループの学生が、環境問題にどのように貢献できるかについて、活発に議論しました。

第2部「地球環境問題と日本の将来」では、基調講演1「地球環境問題と日本の進むべき道」として、高橋康夫環境省地球環境局地球温暖化対策課長 (写真左) から地球環境問題についての現状や政策などについて、基調講演2「環境革新企業を目指すパナソニックのモノづくり」として、牧野正志パナソニック株式会社取締役 (写真右) からは日本を代表する企業であるパナソニック株式会社の環境に関する取り組みについての講演がありました。

続いて、パネルディスカッション「地球環境問題へ学術研究・教育はいかに貢献すべきか」(写真下) では、本学の國部克彦経営学研究科教授、梶並昭彦環境管理センター准教授が司会を務め、各研究分野から、竹中信幸工学研究科教授・環境管理センター長、石川雅紀経済学研究科教授、ツェンコヴァ・ルミアナ農学研究科教授が参加し、基調講演のお二人を交えて、研究・教育がどのように地球環境問題に貢献できるかについて議論しました。

シンポジウムには200名を超える学生、教職員や一般の方の参加もあり、学内外に本学の環境に対する取り組みを広く知ってもらう機会になりました。

(環境シンポジウム開催実行委員会)