神戸大学

大震災の犠牲者を追悼しました

2011年01月18日

阪神・淡路大震災 (兵庫県南部地震) から16年が過ぎた1月17日、神戸大学は神戸市灘区の六甲台キャンパスと東灘区の海事科学部 (旧国立神戸商船大学) で、亡くなった方たちを追悼する催しを開きました。

福田秀樹学長

この日の構内は前日の雪がわずかに消え残り、時おり小雪が舞う寒さ。追悼の催しはいずれも午後零時半から、各キャンパスの震災犠牲者慰霊碑前で始まりました。

六甲台キャンパスでは、犠牲者の家族や友人ら約20人と、教職員や学生ら約100人が参列。1分間の黙とうの後、福田秀樹学長 (写真上、中央) から順に、花束や菊の花を慰霊碑にささげました。海事科学部キャンパスでも、教職員や制服姿の学生自治会代表 (写真下) ら約50人が参列。黙とうに合わせ、係留中の練習船深江丸が汽笛を鳴らしました。

このほか、大学関係者が学内外で、大震災をめぐり様々な催しを開きました。学生が亡くなった灘区内の下宿跡に近い公園では、地震が起きた午前5時46分に合わせ、ボランティア団体の学生らが黙とう。構内の百年記念館では、震災の記憶の継承をテーマに、シンポジウムや上映会がありました。また、国際文化学部のホールでは、「震災の記憶をつなげるパネル展示」が21日まで開かれています。

大震災の犠牲者を追悼しました

1995年 (平成7年) 1月17日早朝にあった大震災で、神戸大学では学生44人、研究員1人、職員2人の計47人 (神戸商船大学を含む) が犠牲になりました。大学は震災翌年から、原則として毎年1月17日に追悼の催しを開催。慰霊碑が神戸大学で1996年3月、商船大の後身の海事科学部で2007年1月に完成してからは、慰霊碑前で続けています。

(広報室)