神戸大学

高度海外研究報告会を開催しました

2011年03月03日

高度海外研究報告会を開催しました

国際協力研究科では、国連などで働く国際公務員を養成するための教育及びキャリアサポートプログラムを2008年から実施しています。この度、その一環として、そして神戸大学からの財政的支援を受けて*、国際機関で長期インターンシップを具体的に計画している博士後期課程の院生を、授業科目「高度海外研究」として、国連国際機関に派遣しインターンシップに必要な準備や情報収集をさせるプロジェクトを実施しています。

3月1日、このプロジェクトでオランダのハーグに派遣された、国際協力研究科博士後期課程1年生、藤原扶紀さんの高度海外研究報告会が行われました。

報告会では、研究テーマである「国際刑事法廷における被害者の訴訟参加制度」に関連する情報収集及び国際公務員養成に関する意見交換を、国際刑事裁判所・レバノン特別法廷を中心とした在ハーグ国際刑事法廷、他の国際機関、国際NGOで活躍される法務官へのインタビューを通して、どのように実施し、またどのような情報が得られたかについて報告されました。なお藤原さんは今回の高度海外研究で得られた情報を活かし、今後も国際公務員を目指して今回訪問した機関などでのインターンシップを実施することを計画しています。

*「神戸大学グローバル教育戦略に基づく派遣プログラム: ダブルディグリー・プログラム及び国際公務員養成プログラムと連動させた海外実習及び高度海外研究の実施」

(国際協力研究科)