神戸大学

農学研究科が農林水産消費安全技術センターと連携協力協定を結びました

2011年03月23日

農学研究科が農林水産消費安全技術センターと連携協力協定を結びました

神戸大学大学院農学研究科は3月18日、独立法人農林水産消費安全技術センター (FAMIC) との緊密な連携協力関係を構築するとともに、これを継続的に発展させて双方の研究・技術の一層の向上に寄与するために、連携協力協定を締結しました。

協定書の調印式は農学研究科長室で行われ、内田一徳研究科長と吉羽雅昭理事長が相互に協定書を取り交わしました。

農学研究科とFAMICとは以前から個々の教員レベルでの連携 (例えば応用動物学講座遺伝育種教育研究分野とFAMIC神戸センターとの国産牛肉と輸入牛肉の鑑別手法の開発等)、また多くの卒業生がFAMICへ就職していること等、種々の繋がりがありました。特に本研究科に食の安全安心科学センターが設立された2006年以来、食の安全に係るトピックとテーマとしたシンポジウムやフォーラムを共催し、2010年には神戸大学農学部所属3回生以上を対象とした「食の安全科学技術演習」をFAMICの神戸センターで開講しています。こうした経緯を経て、より継続的・包括的な両者の連携体制を構築するべく本協定を締結しました。

この協定に基づき今後は以下のような連携活動を実施していきます。

  1. 情報交換の実施
  2. 人材育成のための教育、講習会等の実施
  3. 共同で行う調査・研究の実施
  4. 施設の相互活用
  5. その他、連携協力に必要な事項

なお、連携協力協定の一貫として、上記の「食の安全科学技術演習」を平成23年度以降もFAMIC神戸センターにおいて開講されることになりました。今回のFAMICとの連携協定により、「農場から食卓まで」の食の安全性において活用できる技術・知見の創出、またこの分野で大いに活躍する人材の輩出が期待されます。

(農学研究科)