神戸大学

シンポジウム「神戸大学のミリョク」に150人

2013年02月09日

東京地区での神戸大学のプレゼンス向上を目指すシンポジウム「神戸大学のミリョク」が2月9日、東京都港区の青山ダイヤモンドホールで開かれました。神戸大学の特長を紹介する初めての試みでしたが、当日参加者も多く中高校生や保護者、大学生、神戸大学OBら150人を超え、休憩時間の神戸スイーツの試食も大人気でした。

この日の東京は快晴。おしゃれな街路として若い女性にも人気の青山通りに面した会場受付には開場と同時に行列が出現しました。午後1時半、人間発達環境学研究科博士課程の院生で神戸ウェディングクイーンの花岡麻里名さんの司会でスタート。福田秀樹学長が「神戸大学のことをもっと関東の方々に知っていただくために企画しました。昨年ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授も神戸大学の卒業生です。今日の講演は学内で公募してたくさんの応募の中から選びました。大変興味深い内容ですので楽しみにお聞きください」と挨拶しました。

講演のトップバッターは農学研究科、万年英之教授。「DNAでひも解く牛肉のおいしさと起源」と題して講演しました。DNAを読み解くことで私たちが食べている牛肉の品質だけでなく牛の品種や産地、由来まで突き止めることが可能なことを分かりやすく解説。そのうえで「農学は農業に関わるさまざまな問題を総合的に解決する応用的な学問です。農学のミリョクを感じていただければうれしい」と締めくくると大きな拍手がわきました。会場からは美味しい肉の見分け方など次々と質問がとびました。

次いで神戸の街を神戸大学生を紹介する動画「神戸の街からあなたへ~Four Messages」が上映され、4人の卒業生から4人の学生に贈られたメッセージとともに瀬戸内海と六甲山にはさまれた神戸の街、神戸大学のキャンパスが紹介されました。

休憩時間にはホワイエで神戸を代表する4社のスイーツが無料提供されました。4つのテーブルに山盛りにされた神戸凮月堂のクッキー、ゼリー、本髙砂屋の金つばとマンデルチーゲル、ユーハイムのバームクーヘン、モロゾフのプレミアムチョコレートに参加者は舌鼓を打っていました。この間、ホールとホワイエで神戸大学紹介の動画「神戸からの風2013年版」が流され、中高校生は各学部紹介に目をこらしていました。

シンポジウム講演の締めくくりは工学研究科、寺田努准教授の「ウェアラブルコンピューティングが世界を変える~ダンス・パフォーマンス・音楽・アート~」でした。コンピューターを着るって??? 装着型コンピューティング技術を生かして宇宙服や車の運転にまで新たな技術開発が期待されているのです。実際にイベント司会者への支援システムなどプロが使うシステムを寺田先生を中心にした研究グループは次々と開発してきました。革新的な研究と内外から注目を浴びている最先端に会場は大いに沸きました。

参加者の一人、埼玉県の高校2年の女子生徒 (17) は、「発達科学部に入って心理学を学びたいと思っています」と、動画に見入っていました。母親と一緒に訪れた東京都内の高校2年の女子生徒 (17) は、「将来は企業で働きたいので経営学部にあこがれています。どのような勉強をすればいいですか」と教員に熱心に質問していました。

関連リンク

(広報室)