神戸大学

駐日フランス大使が神戸大学を訪問しました

2013年05月10日

4月25日 (木)、クリスチャン・マセ駐日フランス大使が本学を訪問し、講演を行いました。

講演に先立ち、福田学長、井上典之国際担当理事・副学長、阪野智一国際文化学研究科長他と懇談を行いました。

懇談の冒頭で福田学長は、神戸大学は国際化を推進しており、特にグローバル教育に注力していることを紹介しました。また、井上理事から本学とフランスとの交流状況について説明がありました。マセ大使は、神戸市がマルセイユと姉妹都市であること、フランス企業が多く進出している地でもあり、フランスとの関係が深いことに触れつつ、日・EU関係の発展・深化に努めていきたい考えを示しました。フランスは、欧州大陸では最も多くの留学生を受け入れている国であり、フランスと日本両国の若者の交流を促進するため、東京と京都にキャンパス・フランスを置き、留学の情報を提供していることも説明されました。

(写真左から) 井上典之国際担当理事・副学長、
Sarah FINKELSTEIN 在日フランス大使館研修生、
Philippe JANVIER-KAMIYAMA在京都フランス総領事、
Christian MASSET 駐日フランス大使、
福田秀樹学長、
Ms. Florence RIVIERE-BOURHIS 在日フランス大使館科学技術参事官

懇談後、増島建法学研究科教授の司会により、「グローバル化における日仏関係」と題する講演が行われました。講演の中で大使は、政治交流、経済交流、人的交流の観点から日本とフランスの関係について、具体の事例を挙げて詳述しました。1時間にわたる大使の講演に、学内外から訪れたおよそ160名が耳を傾け、続く質疑応答では、フロアから活発な質問が飛び交いました。大使は、講演を通じて、学生に対し、急激にグローバル化する現代の社会において活躍の場は国内にとどまることはなく、そのために若い間に留学などを通じて海外で経験を積むことの大切さを強調していました。そして、自ら望むグローバル化を作り上げて欲しいと若い世代に期待を寄せました。

(国際部国際企画課)