神戸大学

セルダヘイ・イシュトヴァーン駐日ハンガリー特命全権大使が神戸大学を訪問されました

2013年07月02日

セルダヘイ大使は、経済学部の「ロシア・東欧経済論」で「ハンガリーからみたヴィシェグラード4プラス日本」について講義をするため、6月28日(金)神戸大学を訪問されました。

講義において、大使はハンガリーの紹介、中欧に位置するヴィシェグラード4ヵ国(ハンガリー、ポーランド、チェコ、スロバキア)の歴史及び4ヵ国間の協力関係、さらには本年6月にワルシャワで開催された安倍首相とヴィシェグラード4ヵ国の首脳との会議の成果など、日本語で詳しく説明をされました。また、質疑応答の時間では、社会科学教育研究府の伊藤哲雄・特命教授(前在ハンガリー特命全権大使)の司会の下、学生からハンガリーにおけるユーロ導入の時期、EUの東側に位置するウクライナなどの諸国とヴィシェグラード4ヵ国との関係など多岐にわたる質問がなげかけられました。大使は、このような質問に対しても丁寧に答えられていました。

講義に先立ち、セルダヘイ大使は福田秀樹学長を表敬訪問されました。大使は、1980年代、日本史を学ぶため神戸大学人文学研究科に留学されていたことから、話題は、当時、苦労して日本語を習得されたこと、駐日ハンガリー大使として2度目の勤務であることなど、ご自身と日本及び神戸大学の関係、ハンガリーと日本の関係などについて説明がありました。また、このような経緯から、藤井勝人文学研究科長、大使の留学時に学友であった奥村弘・人文学研究科教授及び朴鍾祐・留学生センター教授、さらには萩原泰治・EUIJ副代表(経済学研究科教授)、久保広正・学長補佐も出席し、この表敬訪問は和気藹々のうちに終了しました。

大使は、経済学部での講義の後、向山毅会長(京大名誉教授)はじめ関西ハンガリー交流協会の方々と歓談され、神戸大学を後にされました。