神戸大学

2013年度「沢の鶴 茜彩 (あかねいろ) 研究助成金」授与式

2013年08月01日

酒造メーカー「沢の鶴」 (神戸市灘区新在家南町5-1-2、西村隆治社長) は8月1日、神戸大学のベトナム人留学生2人に2013年度の「沢の鶴 茜彩研究助成金」を授与しました。今年は日本とベトナムが外交関係を樹立して40周年にあたり「日越友好年」として数々のイベントも行われています。

神戸大学は沢の鶴と共同で古代米「赤米」を原料にした日本酒「茜彩(あかねいろ)を開発し、2010年に全国発売しました。このお酒にはベトナムから神戸大学大学院農学研究科に留学していたヴ・ティ・ビッチ・ハウさんが2年がかりで採取した「さざんか酵母」が使われました。沢の鶴はハウさんの功績を記念してベトナム人留学生を対象とした「沢の鶴 茜彩 研究助成金」を設立して、昨年から助成をスタートしています。

1日に助成金を授与されたのは神戸大学大学院理学研究科化学専攻のグェン・ティー・ヒェン・トゥイさん (NGUYEN THI HIEN THUY、28歳) と、大学院工学研究科建築学専攻のドゥク・コン・チュンさん (DUC CONG TRUONG、26歳)。午前10時から沢の鶴本社5階ホールで行われた授与式で沢の鶴の西村社長は「これをきっかけにぜひともいい研究をして、ベトナムに日本に役に立つようにしてください。あなたたちの先輩のハウさんにはいい酵母を発見していただいてとても感謝しています」と二人を励ましました。

(広報室)