神戸大学

第45回 国際化学オリンピック銀メダル獲得者の訪問を受けました

2013年08月06日

本年7月15日から24日にかけてモスクワ (ロシア) にて開催された第45回国際化学オリンピックに出場し、銀メダルを獲得した白陵高等学校 (兵庫県高砂市) 2年生の正田浩一朗君と福永隼也君が木島行雄教諭とともに工学研究科を訪問し、小川研究科長らに国際化学オリンピックの結果を報告しました。

両君は昨年7月に本学工学部で行われた 「全国高校化学グランプリ2012」一次選考 において優秀な成績を修め、国際化学オリンピックの出場をめざし、日本化学会「夢・化学-21」委員会や大学の教員の協力の下、強化合宿を経て、4名の国際化学オリンピックの出場者に選出されました。両君は、強化合宿の合間に本研究科応用化学専攻の森 敦紀教授、水畑 穣教授の研究室において、化学オリンピックOBの大学生や本学大学院生による支援のもとに実験指導を受けながら、技能を磨いてきました。その結果、国際化学オリンピックで見事銀メダルを獲得されました。この度の訪問はその結果報告に訪れたものです。

研究科長を訪れた正田君、福永君はモスクワ訪問中のオリンピックでの体験、メンターや出場者との交流等について報告されました。化学オリンピックで獲得した銀メダルには、「Ag (銀)」の元素記号があしらわれ、両君にとってかけがえのない体験になったようです。今年も化学グランプリに挑戦し、来年の化学オリンピック出場への抱負を述べていました。小川研究科長は、化学オリンピック銀メダル獲得に対するお祝いの言葉と、今後も自分の好きな分野で真っ直ぐに成長され、活躍されることへの期待を述べました。

工学研究科では昨年から応用化学専攻を中心に国際化学オリンピックの予選となる化学グランプリを共催しており、本年も120名余の参加の下、一次選考を行っています。また、化学オリンピックの出場候補者への実験指導を通じて、オリンピック出場者のレベルアップに協力しています。今後も化学の普及と次代を担う研究者の育成と指導にも貢献していきます。

国際化学オリンピック銀メダリストを囲んで
(前左から) 木島教諭、福永君、小川研究科長、正田君
(後左から) 水畑教授、成相副専攻長、森教授、
西野副研究科長、西山専攻長 (いずれも応用化学専攻)

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(工学研究科)