神戸大学医学部では、兵庫県における地域医療・特定診療科の偏在問題を打開すべく、平成22年度より推薦入試「地域特別枠」を設け、兵庫県と連携し地域医療医師の確保対策を推進しています。現在、1~4回生の26名と平成21年度以前の入学者で兵庫県奨学金受給者の2名の併せて28名が、将来医師不足地域で活動するための知識・技能を日々習得しています。
7月26日 (金) 午後、兵庫県公館にて井戸敏三兵庫県知事、医療行政幹部と学生28名の懇談会が開催されました。神戸大学医学部からは中村俊一医学科長、苅田典生総合臨床教育センター長が、そして県養成医師の派遣先の1つである県立柏原病院の秋田穂束病院長 (平成25年3月まで神戸大学医学部教授) が参加しました。
井戸知事より、「しっかりした目的意識を持っているみなさんに、兵庫県の医療行政に協力いただきたい。これからも夢に向かって進んでほしい」と、学生へ励ましの言葉がありました。井戸知事ご自身の病院にまつわるエピソードなど気さくなお話もあり終始和やかな雰囲気の中、緊張した様子の学生も、時間が経つにつれ積極的に発言する場面が多くありました。
終了後、学生からは「自分の進路や将来を見つめ直す良い機会となりました。井戸知事ともお話し出来、貴重な経験でした。」などの感想がありました。学生にとって大学生活をより一層充実させるとともに、地域医療への意欲を高める良い会となりました。