神戸大学

洋弓部レンジの改修終わり竣工式

2013年09月18日

鶴甲第一キャンパス北東隅にある洋弓部のレンジ改修工事が終わり18日午前、福田秀樹学長や洋弓部OBの佐伯壽一学長補佐、現役部員らが参加して竣工式が行われました。

竣工式で福田学長は「ロンドン五輪での活躍でアーチェリーへの興味は高まっています。今後の活躍を祈ります」と挨拶。OB会「弓影会」を代表して牧野光雄会長が「7年後の東京五輪に出場する夢を目指してほしい」と励ましました。この後、現役部員13人が的に「射初め」して竣工を祝いました。

小田川大輝主将は「1部リーグで勝ち進み続けることと、部員全員が楽しく部活動できるよう努めます」と話し、女子リーダー、北中杏奈さんは「関西1部リーグで3位以内に入って全国大会出場を目指したい」と目を輝かせました。

神戸大学洋弓部は1961年創部。1965年に関西学生アーチェリー1部リーグに昇格以来、ほとんど1部を保持する強豪です。日本選手権で上位入賞する選手も輩出してきました。現在男女57人が所属しています。

その洋弓部の悩みの種が練習場である「レンジ」でした。文学部北側の広場一角に90メートルレンジが設けられていましたが、建物の増築に伴い1975年に現在地へ移転。その際に用地が狭いために50メートル、30メートル用のレンジしか設けられず、50メートル用の射場を音楽練習室の屋上に作るという苦肉の設計でした。おまけに50メートル用の射場は30メートル用より90センチ高く、的に向かって射下ろすというあまり例のないレンジになっていました。

今回の改修は木造の的場が老朽化したため行ったものですが、同時に30メートルの射場と的場を90センチかさ上げして、レンジ全体の水準を合わせる工事も行いました。竣工したレンジの的場、30メートルの射場には夜間練習用の照明も設けられ面目を一新しました。工費は880万円。洋弓部OBが積立金・寄付金700万円を寄せ、神戸大学基金から180万円を拠出しました。

(広報室)