神戸大学

ブリュッセルにおいて国際シンポジウム「超高時空間分解能を有するリアルタイム降雨予測技術の欧州への展開に関するワークショップ」を開催しました

2013年11月25日

都市安全研究センターは、10月18日に、ブリュッセルオフィスにて、「超高時空間分解能を有するリアルタイム降雨予測技術の欧州への展開に関するワークショップ (Workshop on promoting super high resolution real-time rainfall forecasting technique in Europe)」を開催しました。

都市安全研究センターでは、民間企業と協力して超高時空間分解能を有するXバンド偏波レーダーと、そのデータを応用した降雨予測手法を開発してきました。このレーダーは、フルスペックの降雨探知能力、風速探知能力を備えた極めて有力なレーダーです。また、そのレーダーデータを利用してリアルタイム降雨予測手法をレーダーコンピュータに直接実装して最速で降雨予測を行うことができるシステムを開発してきました。

一方、欧州においてはRainGain Projectと称して都市域の降雨を探知して予測を行うプロジェクトが進行しております。

そこで、都市安全センターから大石哲教授が参加し、今回ブリュッセルオフィスにてワークショップを開催して、RainGain ProjectのリーダーであるKU LeuvenのProf. dr. ir. Patrick Willems他4名などを招聘し、RainGain Projectの概要や成果についての資料を収集すると共に、我々のシステムを紹介し、このレーダーをベルギーの都市の下水道管理の最適化に利用するために引き続き研究を継続していくこととなりました。

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(都市安全研究センター)