神戸大学

震災復興支援・災害科学研究推進室 第2回シンポジウム「大災害に備える大学の役割 ―阪神淡路、東日本、そして南海トラフ対策へ―」を開催しました

2013年11月29日

11月22日、統合研究拠点において震災復興支援・災害科学研究推進室第2回シンポジウム「大災害に備える大学の役割 ―阪神淡路、東日本、そして南海トラフ対策へ―」を、東北大学、岩手大学及び国立大学協会と共催で開催しました。学生・一般市民から研究者まで幅広い参加があり、116名の参加者となりました。

シンポジウムでは、最初に福田秀樹学長の開会挨拶の後、国立大学協会・一井眞比古専務理事の来賓挨拶に続き、5つの講演が行われました。

  1. 「東北大学による災害科学研究と国内外連携の推進」
    東北大学 災害科学国際研究所 教授 佐藤 健
    東北大学 災害科学国際研究所 特任准教授 泉 貴子
  2. 「東日本大震災後の津波防災対策」
    岩手大学 地域防災研究センター長 堺 茂樹
  3. 「兵庫県・関西広域連合の防災・減災対策」
    兵庫県 防災監 杉本 明文
  4. 「『想定外』に備える~災害から命を守るために~」
    神戸新聞社 社会部次長・災害特報班デスク 長沼 隆之
  5. 「地域貢献型防災・減災拠点の形成について」
    神戸大学都市安全研究センター長 飯塚 敦

また、休憩時間には、震災復興支援・災害科学研究推進活動サポート経費採択事業などのポスター展示会場において、事業代表者等による事業説明も行われ、多くの方にご来場いただき、活発な質疑応答が交わされました。

その後のフリーディスカッションは、本学の人文学研究科奥村弘教授がモデレーターを務め、各講演代表者にも登壇いただき、来るべき巨大災害に備える地域防災・事前復興について、大学はどうあるべきか、また、行政・マスコミからみた大学に期待することについて幅広い議論が展開されました。 来場者からは、「様々な立場からの話を聞くことができてとても実りがあった」「今後も市民への情報発信を続けてほしい」といった意見や感想が寄せられました。

震災復興支援・災害科学研究推進室では、東北地方の復興支援活動に、より一層積極的に取り組んで活動を進めて参ります。

関連リンク

(震災復興支援・災害科学研究推進室)