神戸大学

ブリュッセルにおいてワークショップ「植物と微生物の相互作用から学ぶ「共生と競合の戦略」」を開催しました

2013年12月09日

2013年11月12日、農学研究科の吉田健一教授が中心となってブリュッセルオフィスにて、ワークショップ「植物と微生物の相互作用から学ぶ「共生と競合の戦略」 (One day workshop on "Lessons from interaction between plant and microbe: strategies in symbiosis and competition")」を開催しました。

植物と微生物は、さまざまな化合物を媒体として相互作用しています。相互作用が両者に利する場合は共生関係となり、相反する場合は競合関係という正反対の結果につながります。前者の代表例はマメ科植物の根粒形成で、空気中の窒素を固定する農業上の有用性を内包しつつ国際的に広く研究されています。一方、後者は植物の感染症をコントロールする立場から同様に重要な研究分野です。

本ワークショップでは吉田教授の他、鹿児島大学の内海俊樹教授、フランス国立農業研究所トゥールーズのBruand博士、ゲント大学のVereecke博士ならびにMaertens博士が最新の研究成果を交えて話題を提供し、ゲント大から参加したvan Bogaert博士と4名の学生を交えて、植物と微生物の相互作用に関わる色々な化合物の働きについて専門研究分野の垣根を越えて親密に情報を交換することができました。将来的な共同研究や学生交流の可能性についても話し合うことができ、今後も引き続き神戸大学を中心にネットワークを拡大増強してゆくことになりました。

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(農学研究科)