神戸大学

インドシナ3カ国の教育省担当官を対象に「教育行財政」の研修を行いました

2014年01月23日

大学院国際協力研究科は、文科省の平成25年度政府開発援助ユネスコ活動補助事業「教育行財政のガイドブック作成―インドシナ諸国の基礎教育に焦点を当て― (総括: 小川啓一教授)」に採択されています。インドシナ3カ国の教育省から計画、財務、統計、基礎教育の担当者をラオスの首都ビエンチャンに招聘し、1月20日から22日の3日間、研修を実施しました。研修の主な目的は、ユネスコの教育専門家とインドシナ3カ国の教育省計画省局長と共同で作成した研修ガイドブックについて、実践的な活用を視野に入れながら3カ国のニーズへの適合性などを検討することでした。

研修の冒頭で、小川教授が研修の目的や教育行財政に関するこれまでの神戸大学の取り組みを紹介しました。次に、ラオス教育スポーツ省のリティウ・ボアパオ副大臣とユネスコ・アジア太平洋地域教育局の主任、グアンチョウル・チャン博士がご挨拶。ボアパオ副大臣とチャン主任は、教育開発の分野における神戸大学との協力実績についても合わせて謝意を示されました。研修には、ベトナム、ラオス、カンボジアの教育省局長、次長、教育担当官、ユネスコ教育専門家、そして、ベトナム国家大学ハノイ校、プノンペン王立大学、ラオス国立大学の教員、計26名程が参加し、闊達な意見交換が交わされました。

本プロジェクトで作成された研修ガイドブックは、ユネスコ・アジア太平洋地域教育局から英語で出版され、近い将来、ベトナム語、ラオス語、カンボジア語にも翻訳され、インドシナ3カ国の教育省担当官を対象とした教育行財政の研修に活用される予定です。

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(国際協力研究科)