神戸大学

平成25年度 神戸大学地域連携活動発表会を開催しました

2014年02月04日

開会挨拶を行う内田理事

1月30日、瀧川記念学術交流会館大会議室において、平成25年度神戸大学地域連携活動発表会を開催しました。この発表会は、本学における地域連携事業の活動状況を周知するとともに、学内外の関係者からご意見をいただき、次年度以降の活動に活かすことを目的に、平成17年度から毎年開催しているものです。

本年度の発表会は、内田一徳 産官学社会連携担当理事の開会挨拶をもって始まりました。

第一部では、学内各部局の地域連携活動を公募して支援する取り組みである「地域連携事業」のうち2事業について、国際文化学研究科の板倉史明准教授、人間発達環境学研究科の伊藤真之教授からそれぞれ報告がありました。また、学生の地域貢献活動を支援するための公募事業である「学生地域アクションプラン」のうち2事業について、大船渡支援プロジェクトの水坂洋介さん、明舞団地の歴史を記録する会の石坂将一さんからそれぞれ活動報告がありました。質疑応答では学内外の参加者からたくさんの質問が飛び交いました。

続く第二部では、今年度の発表会のテーマである「地域と共に ~ 10 年の活動と今後の展望」を主題として、意見交換会が行われました。地域連携推進室の奥村室長、佐々木地域連携研究員、および地域連携センターを持つ3研究科より市澤哲 人文学研究科教授、高田哲 保健学研究科教授および高田理 農学研究科教授が、10年間の活動の成果報告や、今後の課題の提起等を行いました。その後、コメンテーターにお迎えした神戸市大学連携支援室の加藤久雄室長および兵庫県教育委員会事務局の村上裕道参事兼文化財課長から、行政の立場からの大学との連携に関して貴重なご意見を頂きました。これらに対して会場からも反応があり、大学と地域との連携のこれまで・これからについて多くの意見が交わされました。

活動報告ポスター展示の様子

今年度は、例年の地域連携センターおよび篠山フィールドステーションの活動報告ポスターに加え、学内公募事業11件の活動報告ポスターも展示し、参加者の方は休憩時間もポスターを興味深くご覧になっていました。

今回は、学内外あわせて50名以上の参加がありました。自治体、他大学からの参加者も多く、また地元住民の方やNPO、民間企業からの参加もあり、地域連携への関心が拡がっている様子がうかがえました。それぞれの立場から、持続的な地域連携活動を推進することの重要性や今後の展望などについて考える機会となりました。

この発表会の様子は、本年度の「地域連携活動報告書」に収録する予定です。

第二部意見交換会の様子
第二部意見交換会パネリスト
(右から二番目が神戸市加藤氏、一番右が兵庫県村上氏)

関連リンク

(地域連携推進室)