神戸大学

厳寒の中、大学本部と六甲台第1キャンパスで200人が地震に備えた防災訓練と自衛消防訓練

2014年02月18日

次々と“災害状況”の報告が入る危機対策本部

2月18日(火)午後、神戸大学本部棟で地震に備えた防災訓練が行われました。同時に自衛消防訓練も本部棟と六甲台第1キャンパスの6部局で実施し、計200人が参加して防災、防火に対する備えを確認しました。

防災訓練は午後1時5分スタート。本部棟の各部局に総務課から無線で「防災訓練。ただいま非常に強い地震が発生しました。テーブルの下に隠れるなど身の安全を確保してください」と連絡。その2分後には福田学長の指示に基づき5階第2会議室に危機対策本部が設けられるとともに、「通報連絡班」「初期消火班」「避難誘導班」「安全防護班」「応急救護班」などの六甲台地区自衛消防隊本部隊の班長が集合しました。自衛消防隊統括管理者の総務課長が各班長に被害状況や、火災発生の有無、避難路の確認などを指示。「6階エレベーター前で一人が倒れている」との状況を確認し、応急救護班が「負傷者を担架で保健管理センターに運び込みました。他に軽傷者数人が手当中です。」と報告するなど本番に近い設定で進みました。

各部局にも無線で被害状況の報告を求めましたが、一部は無線が混信したり通じなかったりで、電話と併用で午後1時43分には全部局の被害状況の第一報がまとまり訓練を終えました。

続く自衛消防訓練では、本部棟2階湯沸かし室で火災が発生したとの想定で行われました。非常ベルが作動した後、各階の指揮担当を通じて全職員に「初期消火班以外は全員、非常階段から避難してください」と連絡があり、玄関前に避難した後、各部で点呼して無事避難したかを確認しました。この後、消火器を使った消火訓練や消火栓を使った放水訓練も行われました。

地震に備えた防災訓練は平成23年度から毎年1回行われて今年で3回目。訓練終了後の検討会議では、通報手段や対策本部の設置場所などを巡って真剣な意見が交わされました。

消火器を使った消火訓練
消火栓を使った放水訓練

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(広報室)