神戸大学

拡大ビジネスリーダーの会、150人が参加

2014年03月03日

福田秀樹学長

神戸大学卒業生に神戸大学長ら執行部が大学の現状を説明して意見交換する拡大ビジネスリーダーの会が2月28日(金)夜、東京都千代田区の学士会館で開かれました。神戸大学はこれまで東京、大阪で企業役員クラスの方々と意見交換するビジネスリーダーの会を2回、企業役員クラスから若手まで幅広く参加いただく拡大ビジネスリーダーの会を2回開催してきました。28日の会は若手の姿が目立ち、大学側と合わせて150人でにぎわいました。

会では福田秀樹学長が「チャレンジする総合研究大学」の題で、昨年選定された研究力強化促進事業に文理融合型の総合大学という視点から応募した独自性を説明。次世代バイオ医薬品製造技術研究組合を24社の参加を得て創設したことを例に挙げて「これからは他の大学がやっていない価値のある分野を開拓していく」と話しました。次いで井上典之理事・副学長が研究大学としてこれまで実績のあるEU、アセアンからさらに北米との交流を太くする戦略について説明。「主体的に課題を探求し、解決に導く能力を有する人材、幅広い教養と自・異文化を理解し、グローバルに打って出る人材を養成していく」と強調しました。

地主敏樹・経済学研究科教授

このあと、地主敏樹・経済学研究科教授の“ミニ講義”「金融危機 バブル・ネットワーク・政策対応」に参加者は真剣に聞き入りました。次に、佐伯壽一学長補佐が国立大学法人の経営状況の厳しさを説明。大学として科研費などの獲得に力を入れている現状がありながらも、新規分野に打って出るには神戸大学基金の充実が必要と、卒業生に協力をお願いしました。最後に田中初一学友会会長が各支部を通じて学友会活動を活性化させていく方針を説明しました。

この後の懇親会では卒業年次を超えて交流、活発な意見交換が遅くまで続きました。

(広報室)