神戸大学

出光佐三記念六甲台講堂で附属中等教育学校の入学式を挙行しました

2015年04月17日

平成27年4月8日、雨上がりの澄み渡る空気の中、附属中等教育学校の第7回入学式を行いました。新入生は、附属小学校からの連絡進学及び帰国生徒、そして本校初となる一般適性検査からの入学生です。

式では、船寄俊雄中等教育学校長が附属学校の再編についてふれ、「みなさんが卒業する6年後をもって再編が終了します。その自覚をもって充実した6年間を送り、附属学校の長い改革に有終の美を飾ってください。」と挨拶しました。また、講堂の壁画を新入生に重ねて、「みなさんの未来をどんどん切り拓いていきなさい、という風に解釈します」とはなむけの言葉がありました。

続いて、藤田誠一理事・副学長(附属学校担当)から、この度文部科学省から指定された「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」についてふれ、大学としては、本事業を推進する中で附属中等教育学校との高大連携・高大接続の取組を進めたいと話しました。また自身の専門の国際金融論にふれつつ、「これからの中等教育学校生活で基本的な勉強を積み重ねていくことと合わせて、世の中の大きな動きや自然の不思議な現象など周りの事柄に関心を持ち続けてください」と学びの姿勢について話ました。

式終了後には、神戸大学の卒業生でありバリアフリー研究所の木島英登さんが「空飛ぶ車イス」というテーマで講演。高校3年生のときに障害を持ちながらも、車イスで世界各国を旅するという夢を実現し、旅をしながら感じたことや体験したことについて話し、「やりたいことがあったらどんどん挑戦してほしい。友達の挑戦していることを応援して、みんながやりたいことに挑戦する社会になってほしい。中等教育学校生活の間に自分の夢をみつけて、その夢に挑戦していってください」と励ましの言葉がありました。

真新しい制服を着た生徒たちは誇らしげで、これからの学校生活への希望に胸をふくらませている様子でした。附属学校では、このほか附属幼稚園、附属小学校、附属特別支援学校の入園・入学式を各学校園で行い、合わせて297名の新入生を迎えました。

(附属学校部)