神戸大学

文部科学省「感染症研究国際展開戦略プログラム」に採択されました

2015年04月22日

研究代表者:
感染症センター長 森康子教授

神戸大学は平成27年3月26日、文部科学省の平成27年度「感染症研究国際展開戦略プログラム」に採択されました。

この事業は、感染症がグローバル社会に対する脅威となっている現在において、我が国のみならずアジア・アフリカに海外研究拠点を展開し、各地で蔓延している感染症に対する疫学研究、診断治療薬などの開発に向けた基礎的研究を推進し、感染制御に向けた予防や診断治療に資する医薬品や技術の開発、高度専門人材の育成を図るものです。

神戸大学は、平成19年度~平成26年度までの8年間、文部科学省の「新興・再興感染症研究拠点形成プログラム(第1期)」及び「感染症研究国際ネットワーク推進プログラム(第2期)」により、「インドネシアにおける新興・再興感染症の国際共同研究拠点形成」という課題設定のもと、インドネシアのアイルランガ大学熱帯病研究所に神戸大学新興・再興感染症国際研究共同拠点(神戸大学インドネシア拠点)を設置。H5N1鳥インフルエンザ、ウイルス肝炎、デング熱・デング出血熱、および腸管細菌感染症等を研究してきました。

今回のプロジェクトは、「インドネシアにおける新興・再興感染症の国際共同研究拠点形成」という課題設定のもと、神戸大学大学院医学研究科附属感染症センター長・森康子教授を研究代表者として、これまでの研究成果を引き継ぐ形でインフルエンザ、デング熱、HIV感染症、ノロウイルス感染症、薬剤耐性菌感染症、感染性下痢症、薬剤耐性肝炎等に関する研究、そして、人材育成を進めていきます。また、国立感染症研究所、創薬支援ネットワーク、および他の採択機関とも連携しながら研究の発展を目指します。

神戸大学はインドネシアとの連携により、研究成果を世界に向けて発信し、感染症研究のさらなる発展に貢献していきます。

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(医学研究科)