神戸大学グローバル新時代ビジネスシンポジウムを、日本経済新聞社大阪本社カンファレンスルームにおいて、3回シリーズで開催しました。
第1回 平成27年7月8日(水) MBA創設25周年記念シンポジウム
第1部は、三品和広教授による基調講演。アメリカにはじまるMBAの歩みを踏まえて、神戸大学MBAの特徴と存在意義が語られました。歴史の振り返りが、未来への挑戦の志を育む。このような思いを聴衆が共に深めた講演でした。
第2部は、平野光俊教授によるモデレートでパネルディスカッションが行われました。登壇者は神戸大学MBAの修了生・在学生です。MBAで鍛えられた思索を深める習慣、そして学ぶ姿勢が、各人のビジネス実践の高度化をうながしていることが口々に語られました。
第2回 平成27年7月21日(火) グローバルマスタープログラム創設記念シンポジウム
第1部は、加護野忠男名誉教授による基調講演。「コーポレートガバナンス3.0」と題して、ビジネスのグローバル化を受けたコーポレートガバナンス改革が日本的経営にもたらした功罪、そしてこれからのコーポレートガバナンスのあるべき姿の見取り図が講じられました。
第2部のテーマは、今春創設された新プログラム「GMAPs」です。GMAPsとは、ビジネスリーダー育成をねらいに、世界最先端の大学院教育を全て英語で行う神戸大学の新プログラムです。法学、経済学、経営学の3つの大学院の代表が登壇し、加護野名誉教授を交え、この新しいプログラムの意義と特徴、そして今後の発展の道筋が論じられました。
第3回 平成27年7月23日(木) 科学技術イノベーション研究科設立プレシンポジウム
始めに、神戸大学を代表して、坂本副学長から、平成28年4月設置予定の科学技術イノベーション研究科が目指す人材養成像、研究科の特色である「文理融合」による教育及び研究科を構成する5分野(「バイオプロダクション」「先端膜工学」「先端IT」「先端医療学」「アントレプレナーシップ」)について紹介がありました。
第1部は、山本一彦氏(クラシック・キャピタル・コーポレーション代表取締役)から、「理系人材とアントレプレナーシップ-科学技術イノベーションと戦略的企業家精神の交差点で、新事業・新産業は生まれる-」と題して、基調講演が行われました。
第2部では、事業化が期待される研究シーズとして、近藤昭彦教授による「新時代のバイオプロダクション-革新的材料からバイオ燃料まで-」及び青井貴之特命教授による「iPS細胞から10年-次の時代のイノベーションに向けて-」が紹介されました。