神戸大学

附属中等教育学校「卒業研究優秀者発表会」を開催しました

2015年07月30日

平成27年7月16日に神戸大学統合研究拠点コンベンションホールにおいて、附属中等教育学校「第2回生卒業研究優秀者発表会」を開催しました。

本校は、教育目標である「グローバルキャリア人」の育成に向けて、教育活動の柱の一つとして「Kobeポート・インテリジェンス・プロジェクト (Kobeプロジェクト)」を実施し、教科学習等で培った「見つける力」「調べる力」「まとめる力」「発表する力」及び「考える力」を「生きて働く力」へと転化させることを目指しています。

本発表会はKobeプロジェクトの集大成として位置付けており、当日は校内での口頭発表及び論文審査によって選ばれた7名が、山崎健附属学校部長をはじめとする大学教員出席の下、以下の研究テーマについて1年半に及ぶ個人研究の成果を披露しました。

  1. 「EUにおけるバイオ燃料の現状と今後の展望」
  2. 「訪日外国人観光客を更に増やすには―訪日外国人に魅力有るまちづくりを目指して―岡本地区を事例として―」
  3. 「白川文字学に基づく漢字の字源定義における問題点について」
  4. 「日本の大学入学試験の変化と変革―イギリスと日本の比較を通して―」
  5. 「オセロにおける1手読みを用いたモンテカルロシミュレーションの改善」
  6. 「訪日ヨーロッパ人観光客を増やすには―地元・大阪に呼び込もう―」
  7. 「医療崩壊と日本のこれから―医師不足を打開する解決策とは」
生徒発表の様子

各生徒の発表後、Kobeプロジェクトのアドバイザーである大学院人間発達環境学研究科の林創准教授による講評が行われ、発表者一人ひとりに向けて、それぞれの研究の優れた点と今後の研究活動に向けた助言をお話しいただきました。

研究発表会の最後には、大学院人間発達環境学研究科の松岡広路教授による「新しい社会が求める新しい人間~夢をいだき、地道を歩く~」と題した講演会が行われました。先生のご専門であるESD(持続可能な開発のための教育)について、先生のご経験も交えながらお話しいただきました。講演では、スクリーンに映し出されるいろいろな写真を見て、そこから自分たちがどのようなことを考えるかという問いがあり、生徒一人ひとりが問題を読み取り、物事を多様な角度から考えるきっかけとなりました。

林准教授による講評
松岡教授による講演

(附属学校部)