神戸大学

神戸大学ポーランド拠点(クラクフ)を開所しました

2015年10月29日

神戸大学は10月22日にヤゲウォ大学の協力のもと、ヤゲウォ大学比較文明研究所内に神戸大学ポーランド拠点(クラクフ)を開所しました。2008年中国・北京に開所した中国事務所、そして2010年にベルギー・ブリュッセルに開所したブリュッセルオフィス、2015年4月にベトナム・ハノイに開所したハノイ神戸大学連絡拠点に続く、4番目の海外拠点になります。

武田廣学長、井上典之副学長・国際担当理事、小川真人副学長・研究/産学連携担当理事が現地に赴き、除幕式を執り行いました。除幕式において、武田学長から、本拠点開所にあたってのヤゲウォ大学の協力への感謝とともに、本拠点がポーランドをはじめとする中東欧諸国の大学との研究・教育分野等での交流を行う機会を提供し、また、同諸国での情報発信拠点としたい旨の抱負が述べられました。続いて、Marta Kudelskaヤゲウォ大学比較文明研究所教授から、拠点開所により、本学との国際交流活動のより一層の促進に対する期待が示されました。

除幕式後、武田学長一行は、ヤゲウォ大学の学長室を訪れ、Andrzej Maniaヤゲウォ大学教育担当副学長及びStanisław Kistrynヤゲウォ大学研究担当副学長と懇談を行いました。懇談では、Kistryn理事からヤゲウォ大学が保有するヨーロッパ有数の大型放射光施設についての言及があり、武田学長からは国際研究都市としての神戸の強みと本学との連携が紹介され、教育分野のみならず、研究分野での連携の強化について話し合われました。

ヤゲウォ大学は、2013年に大学間学術交流協定及び大学間学生交流実施細則を締結しており、また、本学とともに、日本政府が欧州連合 (EU) と実施する教育連携プログラムの一環として、文部科学省とEUの執行機関である欧州委員会による支援の下で実施する学生交流プロジェクトである「日・EU間学際的先端教育プログラム (EU-JAMM)」のコンソーシアムメンバーになっており、本学と活発な国際交流を行っている欧州の協定校の一つです。

本学は今後もブリュッセルオフィスとともに、本拠点を活用し日欧の教育及び研究分野での協力強化を中東欧諸国においても推進していきます。

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(国際部国際企画課)