神戸大学

「Drug Discovery & Development (医薬品探索・開発) ワークショップ」を開催しました

2015年11月10日

神戸大学連携創造本部とファイザー株式会社は、医薬品開発の流れを模擬体験する学生・研究者向けセミナー「Drug Discovery & Development (医薬品探索・開発) ワークショップ」を11月2、3日、神戸大学統合研究拠点(神戸市中央区・ポートアイランド)と公益財団法人都市活力研究所(大阪市北区・グランフロント大阪)で開催しました。

製薬企業、医療機器メーカーの技術者や大学の教員、大学院生、学生ら計43人が参加。米国の大手製薬企業・ファイザー社の社内教育プログラムをアレンジし、米国と英国から来日した同社の研究員が指導しました。受講者は糖尿病薬開発を事例として、薬品候補の化合物の選定や毒性と有効性のバランスのとり方、当局(米国食品医薬品局)との協議、開発費用の把握など、医薬品開発の各プロセスで必要な判断、選択を体験しました。

医薬品開発では、大学やベンチャー企業、製薬メーカーなどが連携して取り組むオープンイノベーションの重要性が増しています。参加者からは、「研究開発の全体像を把握する上で非常に有用だ」「(医薬品の)発売までにかかる時間と経費を知ることができ、非常に興味深かった」などの感想が寄せられました。

(連携創造本部、総務部広報課)