神戸大学

日中大学フォーラム (中国北京) に参加しました

2016年05月17日

5月6日、国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) 及び中国科学院大学主催の「日中大学フォーラム」が中国科学院学術会堂で開催され、神戸大学からは、緒形康アジア総合学術センター長、小髙裕之連携創造本部副本部長が出席しました。

本フォーラムでは、日中のトップクラスの大学それぞれ12校の学長が一堂に会し、「世界最高レベルの大学を目指して ~高等教育と研究開発の両立をめぐって~」というテーマで講演及び議論を行いました。

開会式に引き続き、野依良治ノーベル化学賞受賞者 (2001年)・科学技術振興機構研究開発戦略センター長、万立駿中国科学技術大学学長、里見進東北大学総長が、特別講演と基調講演を行いました。野依センター長は、ノーベル賞受賞業績となった有機化学の右手系と左手系の研究内容を説明した上で、日中の科学技術の協力が、環境、エネルギー問題などの世界的な課題を解決するため、世界の中核になるべきことを強調しました。その後、沖村憲樹科学技術振興機構特別顧問がさくらサイエンスプランについて、張寧中国国家留学基金委員会副事務局長が中国政府国費留学制度について、それぞれ紹介を行いました。

パネルディスカッションでは、「大学における教育と研究の両立をめぐって」及び「世界最高レベル大学の条件とグローバル人材の育成」をテーマに、日中大学の学長らが本大学の具体的な戦略や活動を報告し、現在抱えている課題について議論を行うとともに、参加者から寄せられた質問に回答しました。本学も、中国の大学とより一層交流を強化する視点、産学連携を進める視点を持って、ディスカッションに参加し、質問を行いました。

呉岳良中国科学院大学副学長及び安藤慶明科学技術振興機構理事の閉会挨拶により、盛況のうちに日中大学フォーラムは閉会しました。

(国際部国際企画課)