神戸大学

神戸大学ポーランド拠点 (クラクフ) 開所記念シンポジウムを開催しました

2016年05月27日

神戸大学は5月17日にポーランド・クラクフで神戸大学ポーランド拠点(クラクフ)開所記念シンポジウム“ New Research Perspectives from Japan and Poland ” を開催しました。本シンポジウムは、2015年10月22日にヤゲウォ大学比較文明研究所内に神戸大学の拠点が開所されたことを記念し、拠点の開所先であるヤゲウォ大学と共催し開催したもので、ヤゲウォ大学の研究者、学生、その他中東欧諸国在住の研究者など50名を超える参加がありました。

油井清光国際連携担当学長補佐・EU総合学術センター長の司会の下、オープニングでは、小川真人副学長/研究・産学連携担当理事、Maria-Jolanta Flisヤゲウォ大学成長政戦略担当理事、多田早苗国際交流基金ブダペスト日本文化センター所長が挨拶し、神戸大学とヤゲウォ大学との連携の拡充と、日本と中東欧諸国との一層の研究協力に対する期待を示しました。セッションでは、I. 生物学、II. 比較文明研究、III. 日欧関係論に関する3つのセッションに分かれ、神戸大学及びヤゲウォ大学の研究者が参加し、最先端の研究成果と共同研究の成果を発表するとともに、今後の協力を展望しました。いずれのセッションでも参加者は熱心に発表に聞き入り、質疑応答とともに活発な議論が繰り広げられました。

小川真人副学長/
研究・産学連携担当理事
Maria-Jolanta Flis
ヤゲウォ大学成長政戦略担当理事
多田早苗国際交流基金
ブダペスト日本文化センター所長

開所シンポジウムにあわせて、ヤゲウォ大学比較文明研究所では、“Global Issues in Current Japan”をテーマとし、神戸大学のシンポジウム参加研究者7名がヤゲウォ大学の学生に対し講義を行いました。本講義はヤゲウォ大学に神戸大学の研究者を派遣し、講義を行うユニット派遣制度の一環です。今後ヤゲウォ大学との国際連携事業として拡充していく予定であり、井上典之副学長・国際担当理事及び油井清光国際連携担当学長補佐・EU総合学術センター長がJerzy Pisulińskiヤゲウォ大学法学研究科長と本制度についての懇談を行いました。

また、小川真人副学長/研究・産学連携担当理事はStanisław Kistrynヤゲウォ大学研究担当理事を表敬訪問し、両大学の研究交流の拡充と研究者サポート及び産学連携事業について意見交換を行いました。懇談に先立って小川理事はヤゲウォ大学の大型放射光施設を訪問し、ヤゲウォ大学の研究実績について説明を受けました。

神戸大学は今後も2010年に設立したブリュッセルオフィスとともに、ポーランド拠点(クラクフ)を拠点として中東欧諸国における日欧の教育及び研究分野での協力強化を推進していきます。

ヤゲウォ大学比較文明研究所内講義/
井上典之副学長・国際担当理事及び油井清光国際連携担当学長補佐表敬訪問の様子
小川真人副学長/研究・産学連携担当理事表敬訪問の様子

(国際部国際企画課)