神戸大学

神戸・バルセロナ連携国際ワークショップ「WORLD DATA VIZ CHALLENGE 2016」に参加しました

2016年06月28日

2016年6月15日から6月18日にかけて、スペイン・バルセロナで行われたWORLDDATA VIZ CHALLENGE 2016に神戸大学の教職員・学生が参加しました。このワークショップは、神戸市とバルセロナ市が協力して「まちづくり」の分野におけるICTやオープンデータの活用を促進することを目的に、両市のオープンデータを活用した可視化コンテストを行うというものです。

ワークショップは、世界遺産にも登録されているバルセロナ・サンパウ病院・アジア館の会議室で行われ、日本・スペインから合わせて約50名が参加しました。スマートシティの取り組み例やオープンデータを活用した可視化結果、街の課題を解決するアプリケーションの提案等について、産学官の様々な登壇者によって発表されました。神戸大学からは冨田克彦特命教授(学術研究推進本部)、中村匡秀准教授(システム情報学研究科)、藤井信忠准教授(システム情報学研究科)が参加しました。また、システム情報学研究科・工学部情報知能工学科の学生7名が、下記の5件の発表を行いました。

  • 香川 拓大・和田 佳大 “PRISM: Personalized Real-timeInformation with Security Map”
  • 林 亜梨沙 “ENISHI”
  • 今村 駿太 “Visualization of Difference betweenthe Open Data and Reality”
  • 渡邉 るりこ・藤澤 卓馬 “ConnecTree”
  • 杉之内 将大 “Comfortable Return Home”

ワークショップ3日目には、バルセロナ市役所・情報局、バルセロナ都市生態学庁、ファブラボを訪問し、最新のスマートシティに関する取り組みや研究成果を見学しました。課題解決のために街の仕組みやルールを変更するという大掛かりな取り組みが、バルセロナでは市レベルで行われており、そのフットワークの軽さに驚かされました。研究者、学生双方にとって非常に有意義で充実した3日間となりました。なお、本ワークショップの第2ステージは、10月に神戸で行われることになっています。

(学術研究推進本部)