神戸大学

神戸大学ホノルル拠点を開設しました

2016年07月04日

神戸大学は、アメリカ合衆国をはじめとした米州における教育・研究等の交流および活動拠点として、2016年6月30日に富士通JAIMS構内に神戸大学ホノルル拠点を開設しました。本拠点は、2008年中国・北京に開所した中国事務所、2010年にベルギー・ブリュッセルに開所したブリュッセルオフィス、2015年4月にベトナム・ハノイに開所したハノイ神戸大学連絡拠点、そして2015年11月にポーランド・クラクフに開所したポーランド拠点 (クラクフ)、2016年4月に中国・北京に開所した神戸大学・北京外国語大学国際共同研究拠点に続く、本学6番目の海外拠点であり、米州における初の拠点となります。

神戸大学ホノルル拠点開所を記念し、武田廣学長、油井清光国際連携担当学長補佐、下村研一国際連携推進機構米州交流室長が現地へ赴き、拠点開設に伴う看板の除幕式を執り行いました。

除幕式にあわせて、神戸大学ホノルル拠点開設記念シンポジウムが開催され、オープニングでは、武田学長が挨拶し、本拠点開設にあたり、富士通JAIMSの協力への謝意とともに、本拠点の開所による、米州及び環太平洋諸国との交流の拡大に対する期待を示しました。続いて、国分一成JAIMS副所長から開所にあたっての祝辞があった後、下村米州交流室長が神戸大学の国際連携の現状を紹介し、Justin LAUハワイ大学マノア校アドミッションカウンセラーからハワイ大学マノア校の紹介がありました。

シンポジウムでは、神戸大学の協定校であるハワイ大学マノア校と既存の交流分野である、応用計量経済学、素粒子物理学に関する2つのセッションに分かれ、神戸大学、ハワイ大学マノア校及び環太平洋の様々な大学の研究者が、最先端の研究成果と共同研究の成果を発表するとともに、今後の協力を展望しました。いずれのセッションでも参加者は熱心に発表に聞き入り、質疑応答とともに活発な議論が繰り広げられました。

また、シンポジウムに先立ち6月29日には、油井学長補佐、セッションの参加者の一人である羽森茂之経済学研究科教授がハワイ大学マノア校を訪問し、学術交流協定の拡充、学生及び教職員の派遣プログラムの開発等、国際交流活動における連携の強化と拠点の活動への協力についての意見交換を行いました。

本学は今後も本拠点を活用し日米の教育及び研究分野での協力強化を米州地域においても推進していきます。

神戸大学ホノルル拠点 (HOKU) 除幕式・開所記念シンポジウム
ハワイ大学マノア校表敬訪問

(国際部国際企画課)