神戸大学

【日本・ベルギー友好150周年】協定校との記念シンポジウム及びベルギー国王・王妃両陛下ご出席のもとAcademic Lunchを開催しました

2016年10月20日

日本・ベルギー友好150周年を記念したフィリップ・ベルギー国王・マチルド王妃両陛下の来日にあわせ、10月14日、神戸大学は神戸大学統合研究拠点において、随行のベルギー大学長一団を招聘し、国際共同研究の成果を報告するシンポジウムを開催しました。

吉田健一神戸大学ブリュッセルオフィス所長・科学技術イノベーション研究科教授の司会の下、オープニングでは、武田廣学長、Rudy Demotteベルギーフランス語圏首相が挨拶し、神戸大学とベルギーの大学との国際学術交流への期待が示されました。ブレイクアウトセッションでは、(1) 癌研究におけるリエージュ大学との共同研究、(2) 貧困問題におけるサンルイ大学との共同研究、(3) 移民・安全保障問題におけるルーヴァンカトリック大学との共同研究、(4) グローバリゼーションに関するヘント大学との共同研究の最先端の研究成果を報告し、今後の協力を展望しました。シンポジウムには日ベルギー政府関係者、研究者、学生などを多数の参加がありました。

シンポジウム後は、ヒルトン大阪に場所を移し、フィリップ・ベルギー国王陛下・マチルド同王妃陛下ご出席のもとAcademic Lunchを開催しました。Academic Lunchでは、吉田教授の司会の下、武田学長及びDemotte首相により、神戸大学とベルギーとの活発な学術交流が紹介されました。続いて、関根由紀法学研究科教授の司会の下、ベルギー国王・王妃両陛下に吉田教授からシンポジウムの報告があり、神戸大学の学生 (岡本達樹氏・経済学研究科博士課程前期課程所属) 及びリエージュ大学からの神戸大学への留学経験者 (Quentin Schmetz研究員・Chimie biologique industrielle, Gembloux Agro-Bio Tech所属) からベルギー及び日本への留学経験の報告がありました。

神戸大学は2010年9月に神戸大学ブリュッセルオフィス (KUBEC) を設立以来、ベルギー国内の大学との学術交流を拡大し、9校と学術交流協定を締結しています。これは、毎年開催される神戸大学ブリュッセルオフィス国際シンポジウムや、ほぼ毎月の頻度で開催されるKUBECにおけるワークショップの成果であり、今回の日本・ベルギー友好150周年記念イベント開催もベルギーにおける本学のプレゼンスの定着を示しています。本学は今後もブリュッセルオフィスを拠点として、日ベルギー及び日欧の教育及び研究分野での協力強化を推進していきます。

日本・ベルギー友好150周年記念シンポジウム

武田廣学長

Academic Lunch

マチルドベルギー王妃陛下

(国際部国際企画課)