神戸大学

経営学部の南ゼミがMラボ課題解決ラボ2016で準グランプリを獲得しました

2016年12月21日

10月29日、神戸ハーバーランドスペースシアターで「Mラボ課題解決ラボ2016発表会」(神戸新聞社主催) が開催され、経営学部の南ゼミ (3年生) が準グランプリを獲得しました。

Mラボとは新製品の企画やマーケティング戦略など中小企業が抱える経営課題について、大学ゼミの専門性を生かして調査研究し、解決法を提案する事業です。各チーム10分でプレゼンテーションを行い、論理性、実現可能性、独自性、情報収集力、プレゼン力を基準に、7人の審査員により評価が行われ、優秀チームが決定します。

発表会では、県内企業10社の課題について10大学20チームが参加し、熱いプレゼンテーションが広げられました。

南ゼミは株式会社洸陽電機とマッチングし、「そこの奥さん、節約しませんか?」と題してプレゼンテーションを行いました。

はじめに、電力の小売自由化が開始され、洸陽電機に乗り換えたときの年間割引額は5万円と節約できることを説明。しかし、なぜ一般家庭がより安い電力にしたいと思っているにもかかわらず、新電力に乗り換えた家庭が3%にとどまると現状を報告。「なぜ乗り換えないのか」「どこでつまずいているのか」に注目し、家計管理者への市場調査を行い、乗り換えていない人の9割が「乗り換えたいと思っていない」と回答し、新電力にニーズがないことが分かりました。そこで、洸陽電機の強みである安さを生かそうと「節約志向のある主婦をターゲットに新電力ではなく、節約ツールとして知ってもらおう」と提案。主婦層が中心に利用する電子チラシサービス上で「1ヶ月お試し契約」を提供し、試用期間後半に、前契約先と比較した試算表を郵送、継続の意思を確認し、継続しない顧客には元の電力会社との再契約も代行すると提言しました。

チーム代表の経営学部3年・市川岳人(たけと)さんのコメント:
「今回、南ゼミとしてMラボに参加させていただいて、皆で本気で考えたものを企業に対して直接提案し、それを採用していただくという貴重な経験ができました。これからも実行に携わらせていただくということで、非常にワクワクしています」

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(経営学研究科、総務部広報課)