神戸大学

「はやぶさ」功労者に対する大臣感謝状が授与されました

2010年12月02日


日本に久しぶりに活力と自信を与えたといわれる「はやぶさ」の成功。ましてや、宇宙や惑星に興味のある方なら、いまや誰でも「はやぶさ」についてご存知かもしれません。

神戸大学大学院理学研究科では、地球惑星科学専攻の向井正名誉教授と中村昭子准教授のグループが、計画段階から宇宙航空研究開発機構 (JAXA) の小惑星探査ミッション「はやぶさ」に関わってきました。「はやぶさ」によるイトカワ観測成果の第一報は、最も権威のある雑誌のひとつ、サイエンスの特集号に7つの論文として発表されましたが、このうち6つの論文は、向井名誉教授と中村准教授及び、そのグループの大学院生、ポストドクトラルフェロー (ポスドク) らが著者となっております (以下にその例を示します)。

神戸大学大学院自然科学研究科 (論文執筆時)
向井正 (教授)、中村昭子 (助教授)、平田成 (ポスドク、現在は会津大)、平岡賢介 (博士課程院生)、本田隆行 (修士課程院生)、上に掲げた以外の論文の筆頭著者に阿部新助 ( 掲載論文をKernelで読む ) (ポスドク、現在は台湾中央大)
神戸大学大学院自然科学研究科OB
中村良介 (神戸大学情報基盤センター助手を経て、産業技術総合研究所)、石黒正晃 (宇宙科学研究所、現在はソウル大) 、吉田二美 (国立天文台)

このたび、小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星由来の物質を地球に持ち帰るという世界初の快挙を成し遂げたことを踏まえ、「はやぶさ」プロジェクトに参加した機関の一つとして、宇宙開発担当大臣と文部科学大臣から、神戸大学に対して感謝状が授与されました。

向井名誉教授・中村准教授による、「はやぶさ」プロジェクトへの極めて高い貢献を、ここに改めて報告する次第です。

(理学研究科)