神戸大学

[海事科学研究科] 西岡俊久教授、藤本岳洋准教授、若林正彦講師が日本実験力学会技術賞を受賞しました

2011年09月01日

所属・職・氏名
海事科学研究科
  • 教授・西岡俊久
  • 准教授・藤本岳洋
  • 講師・若林正彦
年月日
2011年8月31日
概要

西岡俊久教授、藤本岳洋准教授、若林正彦講師が8月31日に開かれた日本実験力学会2011年度総会で表彰されました。

受賞論文は「定常温度場のインテリジェントハイブリッド計測法に関する基礎研究」です その内容は光応用計測では実験計測誤差やノイズが含まれる場合が多く、データ処理結果に誤差が多くなる傾向があります。これを解決するために著者らは誤差最小化変分原理を開発して、誤差やノイズを自動的に検出し自動的に消去するインテリジェントハイブリッド法を開発しました。

この方法では場の支配方程式を満足する正解の場が得ることができます。このため固体力学ではひずみ応力の正確な値が求まります。また、熱伝導場では今まで可視化できなかった熱流束を正確に表示できるようになりました。これにより、き裂先端に熱流束の特異性があることも発見し、この性質は非破壊検査法への応用が期待できます。

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