医学研究科の清野進教授が、スウェーデン・ウプサラ大学から“Kroc Lecture Award”を授賞されました。清野教授は長年にわたって糖尿病の研究に携わり、特に、膵β細胞おけるインスリン分泌研究の分野では、ATP感受性カリウムチャネルの解明や、cAMPによるインスリン分泌増強メカニズムの解明、糖尿病治療薬の新たな標的分子の発見など、糖尿病の病態解明や治療法の開発に結び付く数々の業績を挙げています。

Kroc Lecture Awardはマクドナルドハンバーガーチェーンの創業者であるRaymond Krocによって創設されたKroc財団が糖尿病研究で有名な欧米の大学に助成する賞で、糖尿病の基礎・臨床における先導的研究者にそれぞれの大学から毎年1名に授与されます。清野教授は、1998年にシカゴ大学、2001年にワシントン大学 (シアトル) でもKroc Lectureに招かれており、3度目の受賞は極めて稀です。