【メッセージ】山中伸弥教授へのノーベル生理学・医学賞授賞、EUへのノーベル平和賞授賞をお祝い申し上げます

2012年12月10日

神戸大学長 福田秀樹

本日10日、今年度のノーベル生理学・医学賞が京都大学の山中伸弥教授に、そしてノーベル平和賞がEUに、それぞれ授賞されました。山中教授、EUとご縁の深い神戸大学長として心からお祝い申し上げます。

山中教授は1981年 (昭和56年) 神戸大学医学部に入学され、1987年 (昭和62年) に卒業されました。在学中は柔道部、次いでラグビー部に所属され、粘り強いプレーは後輩の語り草となっています。2008年 (平成20年) 4月の入学式で記念講演をしていただいた際に「神戸大学卒業生であることを誇りに思う」と話されたことは、学生、及び教職員に深い感動を呼びました。授賞に際しての様々な体験やそのときに考えられたことなどお話しいただく機会があればと願っております。

また、EUの授賞につきましては、神戸大学は従来から欧州との連携を強化してきただけに、とても記念すべき出来事と受け止めています。

2005年、神戸大学は欧州委員会からの資金援助を受け、関西学院大学、大阪大学とともに、「EUインスティテュート関西」を設置しました。そして本学は幹事校としてEUに関するイベントなどを企画して日本でのEUへの関心向上に努めてきました。2010年には日欧の学生、研究者の交流促進のため、ベルギー・ブリュッセルに「神戸大学ブリュッセルオフィス」を開設、シンポジウム、セミナー、ワークショップなども催してきました。

その中で2006年にはジョゼ・マヌエル・ドゥラン・バローゾ欧州委員会委員長が本学を訪問されていますし、2011年のブリュッセルオフィスオープニング記念シンポジウムにはヘルマン・ヴァンロンプイ欧州理事会議長 (EU大統領) が出席されています。お二人には神戸大学から名誉博士号をおくっています。

神戸大学とつながりの深いお二人が平和賞授賞式に出席されたことに神戸大学長として深い感動を覚えています。ブリュッセルオフィスのオープニングシンポでヴァンロンプイ大統領は「日本は平和を愛する国」とたたえられ、「旧来型のパワーゲームが再び現れている地域において、日本は安定した力となっている」と日本の役割を評価されました。神戸大学が平和賞を授賞されたEUとこれからどのような連携を進めていくべきか、知恵を集めたいと思います。