神戸大学

浙江大学副学長が神戸大学を訪問しました

2011年11月04日

中国浙江大学の陳子辰副学長が10月31日、神戸大学を訪問し、福田学長と懇談しました。中国トップ3の大学である浙江大学は、国家重点大学であり、特に工学系において優れた研究成果を生み出していることで知られています。本学とは2008年に大学間学術交流協定を締結し、人文学、社会科学、医学、工学などの分野において教育研究交流を実施しています。

懇談では、まず福田秀樹学長からこの度の第4回日・豪・中健康科学技術フォーラムに出席いただいたことへ謝辞を述べ、続いて3月11日に発生した東日本大震災に対する中国からの物心両面の支援に対しても感謝の意を伝えました。また、本学と浙江大学とのこれまでの交流について確認するとともに、今後は両大学の協力により人文・社会科学分野及び健康科学技術分野においてより実質的な成果を上げるよう本学としても尽力していく旨を表明しました。陳副学長からは、今回のフォーラム開催への謝辞と福田学長が示した重点分野と意向に強く賛同しつつ両大学間のより一層の協力関係の強化に意欲が示されました。特に日・豪・中健康科学技術フォーラムがテーマとしている高齢化社会に対する分野融合の研究は日中友好にも極めて有意義であり、これからも積極的に推進していく意向である旨説明がありました。

また、陳副学長から浙江大学が海外の大学と進めているICT技術を活用した診断や治療について説明があり、それに対して福田学長からもその重要性と有効性に認識を示しつつ、本学と浙江大学の間においても同様にそのような協力を進めていきたいとの強い意向が示されました。

今後、浙江大学とのさらなる学術交流の拡大と進展が期待されます。

浙江大学副学長が神戸大学を訪問しました
写真左から、海内保男国際部長、坂本憲広医学研究科教授、中村千春理事・副学長、陳子辰浙江大学副学長、福田秀樹学長、王李文浙江大学外事処国際交流科副科長、銭智敢浙江大学副学長秘書、羅志偉システム情報学研究科教授

(国際部国際企画課)