神戸大学

創立110周年記念式典を催しました

2012年05月16日

国立大学法人神戸大学は5月15日、創立110周年を迎えました。記念式典を神戸・ポートアイランドのホテルで催し、各界の来賓や全国の大学関係者、本学の卒業生や名誉教授ら、約600人が祝いました。

式典の冒頭、福田秀樹学長は式辞に立ち、110年の歴史と現状を説明しながら「開学以来、『学理と実際の調和』という理念のもと、普遍的価値を有する『知』を創造するとともに、人間性豊かな指導的人材を養成することを使命としてきました」と強調しました。そのうえで「日本の希望ある未来と、世界の人々が希求する安定的で持続的な国際社会の構築を導く原動力となるように、教育研究機能の抜本的な強化を図り、さらなる発展を目指して努力してまいる所存です」と決意を述べました。

続いて、欧州理事会のヘルマン・ヴァンロンプイ議長 (EU大統領) からいただいた祝辞 (PDF形式) が、映像で披露されました。ヴァンロンプイ議長はこの中で「神戸大学のリーダーシップの下、欧州の大学や学術機関との交流がより促進されることを願っています」と述べられました。さらに、文部科学省の常盤豊・大臣官房審議官、兵庫県の井戸敏三知事、高エネルギー加速器研究機構の小林誠・特別栄誉教授から祝辞をいただきました。

この後、楽天の会長兼社長の三木谷浩史氏が「楽天グループについて」、ノーベル賞受賞者で世界エイズ研究予防財団理事長のリュック・モンタニエ氏が「21世紀の慢性疾患: その感染軌跡」と題して、それぞれ講演しました。

最後に神戸大学交響楽団の演奏、神戸大学混声合唱団アポロン、同エルデ、神戸大学グリークラブの学歌合唱があり、式を終えました。

神戸大学の起点は、官立神戸高等商業学校が設置された1902 (明治35) 年です。戦後の1949 (昭和24) 年に新制国立大学として神戸大学が誕生。現在では11学部、14大学院研究科、1研究環、1研究所、1教育研究府、及び各種センター等を擁する全国有数の総合大学に発展しています。(沿革)

(広報室)