神戸大学

震災復興支援・災害科学研究推進室 シンポジウム「神戸から東北へ ~いま伝えたいこと、そして学ぶこと~」を開催しました

2012年11月12日

11月3日、統合研究拠点において震災復興支援・災害科学研究推進室シンポジウム「神戸から東北へ ~いま伝えたいこと、そして学ぶこと~」を、東北大学及び国立大学協会と共催で開催しました。学生・一般市民から研究者まで幅広い参加があり、125名の参加者となりました。

シンポジウムでは、最初に福田秀樹学長の開会挨拶の後、国立大学協会・一井眞比古専務理事の来賓挨拶に続き、東北大学・災害科学国際研究所の平川新所長による「東日本大震災と東北大学の取り組み」と題して基調講演がありました。

続いて、本学で東日本大震災に係る復興支援活動を行っている、震災復興支援・災害科学研究推進活動サポート経費採択事業のうち、4事業の7名から、以下の順で講演が行われました。

  1. 「都市安全研究センターにおける災害科学研究について」
    神戸大学 都市安全研究センター センター長 飯塚 敦
  2. 「東日本大震災被災地での学生ボランティア活動 東北大学と神戸大学の連携」
    神戸大学 学生ボランティア支援室 藤室 玲治、東北大学 大学院法学研究科 准教授 米村 滋人
  3. 「我が国の災害時医療支援に求められるもの: 東日本大震災と阪神・淡路大震災の経験から」
    神戸大学 大学院医学研究科 准教授 川嶋 隆久
  4. 「震災資料と被災歴史資料、二つの資料保全を考える」
    神戸大学 大学院人文学研究科 教授 奥村 弘、神戸大学 地域連携推進室 佐々木 和子、東北大学 災害科学国際研究所 助教 天野 真志

また、休憩時間には、震災復興支援・災害科学研究推進活動サポート経費採択事業などのポスター展示会場において、事業代表者等による事業説明も行われ、多くの方にご来場いただき、活発な質疑応答が交わされました。

その後のパネルディスカッションは、以下のコーディネーター2名とパネリスト5名により、東北大学と神戸大学が東日本大震災からの復興に向けて、今、被災地域で行っている支援活動の取り組みや、これらの活動の中で得られた教訓・課題、今そしてこれから何ができるのか、また何をすべきなのかについて、分野を超えて幅広い議論が展開されました。

コーディネーター
神戸大学 震災復興支援・災害科学研究推進室長 横野 浩一、神戸大学 都市安全研究センター長 飯塚 敦
パネリスト
東北大学 災害科学国際研究所長 平川 新、大学院法学研究科 准教授 米村 滋人、神戸大学 学生ボランティア支援室 藤室 玲治、大学院医学研究科 准教授 川嶋 隆久、大学院人文学研究科 教授 奥村 弘

震災復興支援・災害科学研究推進室では、これを機に、東北地方の復興支援活動に、より一層積極的に取り組んで活動を進めて参ります。

関連リンク

(震災復興支援・災害科学研究推進室)