通学に関する注意

乗る自由と責任

はじめに

くるま社会の進展に伴い、交通事故の増加は近年著しく、神戸大学としても決して無縁とは言えなくなっていて、 本学の位置する灘区管内だけでも、毎年多数の学生の交通事故が発生しています。

学生が関与した事故が原因で、惜しくも将来のある命を失ったり、 ケガ・後遺症等のため、学業の継続に重大な支障をきたした例を見聞きするたびに、事故の悲惨さを痛感します。 事故の当事者になれば、加害者であれ被害者であれ悲劇と言わざるを得ません。

交通事故の発生は、不可抗力による事故よりも、 わずかな注意や気配りで未然に防止できたのではないかという事故が多いことに驚かされます。

交通事故、起こってからでは遅すぎる

安全運転や交通事故撲滅が叫ばれています。しかし、ハイスピードで走るバイクを運転するのは神ならぬ人間である以上、 事故のたぐいは不可避であることを認め、それに対し普段から備える心構え、 つまり事故減少策或いは事故発生時の対処法を考える「危機管理」の発想が必要であると思います。

従って、危機発生を予測し、できるだけそれを回避する。 次に危機的事態が発生すれば、それへの対処や拡大防止策、さらに再発防止策を事前に積極的に準備しておく態勢であろうと思います。

また、事故の当事者になって初めて分かることですが、その「悲惨さ」、「日常生活への支障・煩わしさ」、 「将来の人生設計の崩壊」等々、こういうことも考えてみてください。例えば、公務員試験では「禁錮以上の刑に処せられ、 その執行を終わるまでの者又はその執行を受けることがなくなるまでの者」は受験資格が得られないとされています。 交通事故といえども刑事罰が下された場合、将来の職業選択のうえで支障があります。

交通事故による加害者の責任

交通事故は徒歩でも起きることはありますが、やはりバイクに乗ることによって交通事故の確率が高くなります。

皆さんがバイクに乗る場合は、次のような責任を負いながら乗っていることになります。

  1. 刑事上の責任・・・懲役、禁錮刑等
  2. 民事上の責任・・・損害賠償等
  3. 行政上の責任・・・免許の取り消し、停止等

乗るなら守る!ルールとマナー

免許を持つのは自由です。乗るのも自由です。そうであるなら、ルールとマナーは運転手の必須アイテム!

原付の二人乗り、歩道の走行、信号無視、酒気帯び運転などの違反行為は絶対にしないでください。 このような運転は道路交通法違反であることはもちろん、重大な事故の原因になることとなります。 これらの違反により事故を起こした場合には、上記の法的責任が問われることになるほか、大学としても懲戒の対象とすることがあります。

加入していますか?バイクの保険!

いったん事故を起こせば、多額の補償と精神的苦悩にさいなまれます。 支払能力を超える補償金はあなたの学業継続に多大な影響を及ぼします。保険期間は切れていませんか。

なお、バイク保険には次のような種類があります。

  1. 自動車損害賠償責任保険: いわゆる自賠責といわれる強制保険です。 加入しないで運転すると1年以下の懲役または50万円以下の罰金、更に違反点数6点と免許停止 (6か月以内) になります。 必ず加入するようにしてください。

    250cc以下のバイクの場合、加入期間は1~5年で、単年又は複数年を選択できます。

  2. 任意自動車保険: いわゆる任意保険です。 補償内容等によって掛金は異なります。詳細については、神戸大学生活協同組合サービスセンター (鶴甲第1キャンパス) にお問い合わせください。

知って運転、知らずに事故

─バイクのメカニズム─

バイクはあなたの命を乗せて走ります。特にエンジンの容量、ブレーキ操作、 コーナリングのメカニズムもマスターしなければなりません。

乗るなら守る!バイクの正しい廃棄・譲渡

不要となったバイクを駐車場等に放置しないでください。廃棄・譲渡等の方法については、 神戸大学生活協同組合サービスセンター (バイクショップ) においても相談に応じています。

あなたの一歩が地球を救う!

─徒歩通学のススメ─

友達がバイクに乗っているのを格好いい!便利だ!だから乗る。これは、いささか軽率では・・・?

いま、省エネが叫ばれ、資源も限られています。バイクに乗れば排気ガスや騒音、駐輪問題が付きまといます。

健康のためにも歩きましょう。JR「六甲道」・阪急「六甲」の駅から大学までそう遠くはありません。 もちろん市バスの連絡も十分に確保されています。

徒歩やバスで通学する場合もマナーに注意しましょう!

バイクの通学だけでなく、徒歩やバスで通学する場合にも、マナーに注意することが大切です。 バスや、電車内での携帯電話による通話は、禁止されていること、また、車内において大声で会話することなど、まわりの迷惑となります。 徒歩で通学する時、ゴミ・空き缶・たばこのポイ捨てや、道幅いっぱいに広がって歩くなど、他人や車の通行にも支障をきたすような行為は、厳に謹んでください。

マイカー通学の禁止

大学周辺は、急勾配の坂道やカーブが多く、交通事故の回避、歩行者の安全確保、緊急災害時の通路確保並びに騒音の防止等の観点から、 身体的な理由があり自動車を使用しなければ通学が困難なもの並びに特別な理由により許可を受けた者以外のマイカー通学を禁止しています。

皆さんは、自らの研鑚の場として本学を選んだわけですから、 本学が方針とする"マイカー通学の禁止"は受け入れ難いこととは思えません。 大多数の学生はこれを遵守し、公共の交通機関を利用して通学しています。阪急、JR、阪神の3鉄道と、 これらに連絡する市バスの運行頻度も不自由のない程度に整備されています。また、最寄駅からは、徒歩通学も十分に可能です。

しかしながら、一部の学生が許可なくマイカーで通学し、大学構内や周辺道路での不法駐車で問題になったことがありました。 特に周辺住民への迷惑行為は、不法駐車にかかわらず厳に慎んでください。

また、不幸にも交通事故のため、肉体的・経済的・精神的苦痛に耐えられず、学業半ばで本学を去らざるを得ない人がいることも残念なことです。

マイカー通学問題の改善は、一人ひとりの心がけにあります。周囲に惑わされることなく、マイカー通学を自制してください。

バイク通学の自粛

マイカー通学の禁止理由と同様、大学周辺は、急勾配の坂道やカーブが多く、 交通事故の回避、歩行者の安全確保、緊急災害時の通路確保並びに騒音防止等の観点から、バイクによる通学の自粛を強く要望しています。

毎年、バイクによる交通事故が多発しており、バイク通学には大きな危険が伴います。 また、周辺の私道での暴走行為、不法駐輪などによって、住民とのトラブルも後を絶ちません。

大学の駐輪場へ入構するためには、道路を右折しなければならない危険個所が多くあります。 特に鶴甲第1キャンパス前の道路は、ハイスピードで交通量の多い三車線道路です。その道路から鶴甲第1キャンパス駐輪場方面への右折や、 学生会館前からその道路南方向への右折進入は大変危険です。

やむを得ない理由により、バイクでなければ通学が困難な場合、 鶴甲第1キャンパスでは歩行者の安全確保と教育・研究の支障となる騒音を防止するため、次の事項を遵守してください。 なお、キャンパス内での事故については、大学は一切責任を負うことはできません。

  1. 鶴甲第1キャンパス内へのバイクの出入り口は東門1か所です。出入りはそれぞれ一方通行となっていますので注意してください。
  2. 他車の通行及び歩行者の妨げにならないよう順序よく駐輪してください。
  3. 指定区域に駐輪してください。
  4. 安全のためキャンパス内は最徐行してください。

交通事故の届出

交通事故 (加害・被害) に遭った場合は、 学内外を問わず、直ちに所属学部・研究科の担当係に届け出てください。