グローバル・マネーフローの実証分析 金融危機後の新たな課題

 

目次

はしがき
序章 グローバル・マネーフローのダイナミズム ―金融危機後の新たな課題
1 本書の問題関心
2 2000年代におけるグローバル・マネーフローの変化
3 域内資金フローの変化とユーロ危機
4 金融危機後のグローバル・マネーフローの新たな潮流
第Ⅰ部 2000年代におけるグローバル・マネーフローの変化
第1章 国際資金フローの新たな動き ―2000年代の潮流
1 はじめに ―2000年代の国際資金フロー
2 国際資金フローの推移(1) ―フローからの視点
3 国際資金フローの推移(2) ―グロスからの視点
4 米国と欧州の資金取引
5 国際資金フローと金融危機
6 おわりに ―複眼的考察の必要性
第2章 世界金融危機後のグローバル・インバランス ―経常収支調整の地域格差とその要因
1 はじめに ―危機後の経常収支不均衡
2 世界金融危機後にグローバル・インバランスは解消したか
3 経常収支は反転したか
4 経常収支反転は経済成長率を引き下げたか
5 おわりに ―信用成長と経常収支の反転
第Ⅱ部 域内資金フローの変化とユーロ危機
第3章 ユーロ圏の域内不均衡と最適通貨圏の基準の内生性 ―産業構造・産業内貿易データによる検証
1 はじめに ―最適通貨圏の基準の内生性から域内不均衡を考える
2 産業構造の類似性と欧州諸国を分析対象とした先行研究
3 ユーロ圏諸国のマクロ経済の主要ファンダメンタルズ
4 ユーロ圏諸国における産業構造と産業内貿易
5 おわりに ―域内不均衡は改善するか
第4章 ユーロ圏の隠れた救済メカニズム ―TARGET2インバランスの効果
1 はじめに ―隠れた救済メカニズム
2 TARGET2の債権・債務のインバランス
3 TARGET2インバランスの救済効果
4 おわりに ―ISバランス調整への示唆
第5章 2000年代における欧州金融機関の対米投資 ―ミクロデータによる検証
1 はじめに ―2000年代の欧州金融機関
2 欧州金融機関の米国への与信
3 欧州金融機関の特徴
4 欧州金融機関の行動様式
5 金融危機後の欧州各国の対米与信
6 おわりに ―グローバル・バンキングの興隆
第Ⅲ部 金融危機後のグローバル・マネーフローの新たな潮流
第6章 先進国金融政策の国際的波及 ―国際資金フローに対するグローバル・スピルオーバー効果
1 はじめに ―先進国金融政策の新たな国際波及経路
2 グロスの国際資金フローの特徴の整理
3 グロスの資本流入及び流出のグローバルな影響
4 先進国金融政策の国際資金フローに対するグローバル・スピルオーバー効果
5 おわりに ―金融政策運営の枠組みは変わるか
第7章 新興国の資本流出入とグローバル・ショック ―金融危機と資本収支
1 はじめに ―国際的な資本の流入と流出
2 新興国の国際資本移動
3 実証分析
4 おわりに ―新興国と先進国の資本流出入
第8章 近年の新興市場国における国際資本移動と金融政策 ―小国開放経済のDSGEモデルによる分析
1 はじめに ―金融政策とマクロプルーデンス政策
2 モデル
3 厚生
4 おわりに ―新興国に対する政策的含意
終章 グローバル流動性の変動と制御 ―グローバル・プルーデンスの構築に向けて
1 はじめに ―グローバル流動性について
2 グローバル流動性という概念について
3 グローバル流動性の定義
4 グローバル流動性の変動と制御
5 おわりに ―グローバル・プルーデンスの構想
索引

 

(経済経営研究所・教授 北野 重人)