教養のための現代史入門

2015年06月15日

本書は、学生や社会人の現代史に対する関心の高さに応えるために企画されました。第二次世界大戦後の世界各地が相互に影響を与えあいながら紡いできた歴史を、五つの時期区分(1945〜55年、55〜68年、68〜79年、79〜89年、89〜現在)と四つの地域(日本・アジア、南北アメリカ、東西ヨーロッパ、中東・アフリカ)に大別しつつ縦横に縫合した現代史の入門書です。写真や図をふんだんに盛り込んだ、読みもの風の仕上がりになっています。グローバルな視点で世界を俯瞰しながら、私たちの「今」がどのように形作られてきたのか、読者の皆さんに問いかけます。

目次

序章 現代史をとらえる視点
第Ⅰ部 冷戦と二極化する世界:1945〜1955年
1章 帝国崩壊からの出発(日本・アジア)
2章 自由主義の旗の下で(アメリカ)
3章 東西のはざまで(ヨーロッパ)
4章 独立と泥沼化する紛争(中東・アフリカ)
第Ⅱ部 恐怖の均衡と第三世界:1955〜1968年
5章 核の傘の下で(日本・アジア)
6章 民主化への道(アメリカ)
7章 壁の現実を生きる(ヨーロッパ)
8章 第三世界の台頭(中東・アフリカ)
第Ⅲ部 進む多極化と民主化運動:1968〜1979年
9章 成長とその代償(日本・アジア)
10章 問われる正義(アメリカ)
11章 民主主義の行方(ヨーロッパ)
12章 石油戦略の衝撃(中東・アフリカ)
第Ⅳ部 冷戦の再燃とその終焉:1979〜1989年
13章 経済発展と過去の清算(日本・アジア)
14章 ネオコンの台頭と新冷戦(アメリカ)
15章 解放と自由を求めて(ヨーロッパ)
16章 民族自決とイスラーム主義(中東・アフリカ)
第Ⅴ部 冷戦後の世界と新自由主義:1989年以降
17章 秩序の再編と大災害(日本・アジア)
18章 超大国の明暗(アメリカ)
19章 危機のなかのEU(ヨーロッパ)
20章 解放運動とテロ(中東・アフリカ)

※本編とは別に、世界各地の思想や文化を知るために短編の読み切りコラムも17編収められています。

(国際文化学研究科・准教授 小澤卓也)